2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
17K02754
|
Research Institution | Kyoto Women's University |
Principal Investigator |
金 情浩 京都女子大学, 文学部, 准教授 (70513852)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 日本手話 / 日本語対応手話 / 脳機能イメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、手話話者が日本手話(JSL, Japanese Sign Language)と日本語対応手話(SJ, Signed Japanese)を(語順、文法等)理解する際の脳活動を観察することで、日本手話に、あるいは日本語対応手話に固有にかかわる(文法処理の)脳内メカニズムを明らかにすることをその目的とする。昨年度の3月までに実施した実験データを分析した結果、日本手話だけに固有にかかわる脳活動が観察された。この結果は、教育現場で日本語対応手話ではなく日本手話の教える必要(必然)性があることを示唆するものである。ただし、本結果は実験途中のもので、今後追加の実験が必要である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナの影響で追加の実験が実施できず当初の研究計画より大幅に遅れている。実験が再開できる目途が立ち次第、追加の実験を行う。
|
Strategy for Future Research Activity |
引き続きデータ分析を行い、公表できる内容から論文にまとめ一般公開する。
|
Causes of Carryover |
新型コロナの影響で、追加の実験が実施できなかったため。
|