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2019 Fiscal Year Research-status Report

同時通訳の訳出方略の分析のための柔軟な対訳対応付け手法の開発

Research Project

Project/Area Number 17K02765
Research InstitutionTsu City College

Principal Investigator

笠 浩一朗  三重短期大学, その他部局等, 准教授 (40397451)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
Keywords自然言語処理 / 通訳研究 / 機械翻訳
Outline of Annual Research Achievements

3年目の研究目標としては、英日同時通訳データに対して、自動的な対訳対応付け手法の精度の向上と、作成した対訳対応付けデータをもとに、同時通訳者の訳出方略の分析を進めることである。しかし、研究者の家庭事情、及び、健康上の理由から、当初の研究計画から遅れている。
自動的な対訳対応付け手法については、目標としていた精度と再現率を達成できるように現在も研究を継続中である。作成した対訳対応付けデータを利用した研究については、国内の学会で発表している。2019年9月8日に日本通訳翻訳学会の年次大会において、「翻訳文との比較に基づく同時通訳の訳出方略に関する分析」というタイトルでポスター発表している。2020年3月には、電子情報通信学会の「思考と言語」研究会において「翻訳との比較による同時通訳における順送り方略の活用の分析」というタイトルで口頭発表予定であったが、新型コロナウィルスの影響で研究会の開催は中止となったが、電子情報通信学会としては、研究会の資料集である電子情報通信学会技術報告が2020年3月15日に発行されることから、発表は成立したこととして扱うことが公表されている。
当初計画の最終年度である2020年度では、これまでの遅れを取り戻し、自動対訳対応付け手法が精度、再現率の目標である70%以上を目指して研究を進めていく予定である。また、作成した対訳対応データをもとに、同時通訳者の訳出方略を解明する研究にも取り組む予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2018年度に家庭事情(妻の子供の出産、育児など)と研究者本人の体調不良により、研究計画が予定よりも遅れていた。2019年度は、遅れを取り戻すべく、研究に取り組んだが、当初の計画からは遅れている。最終年度となる2020年度では、遅れを取り戻すべく研究に取り組む予定である。

Strategy for Future Research Activity

現在は、研究者本人の体調の方も安定しており、育児についても若干余裕が出てきているため、研究の遅れを取り戻すべく、研究に精進するつもりである。
新型コロナウィルスの影響もあり、通常どおりの研究活動は困難ではあるが、研究協力してもらっている名古屋大学の大学院生の学生ともテレビ会議システムを利用して研究に関して必要なコミュニケーションは継続できているので、予定どおりの成果を得られるよう、努めるつもりである。

Causes of Carryover

研究者及び研究協力者が作業することで、当初予定していたよりも、データ作成の費用がかからなかった、また、国内外で開催予定だった会議が新型コロナウィルスの影響で開催中止になったことも影響した。2020年度は、研究成果を精力的に発表することで、請求した助成金を研究のために使う予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2020 2019

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 翻訳との比較による同時通訳における順送り方略の活用の分析2020

    • Author(s)
      翻訳文との比較に基づく同時通訳の訳出方略に関する分析
    • Organizer
      電子情報通信学会思考と言語研究会
  • [Presentation] 翻訳文との比較に基づく同時通訳の訳出方略に関する分析2019

    • Author(s)
      蔡 仲煕,笠 浩一朗,松原茂樹
    • Organizer
      日本通訳翻訳学会

URL: 

Published: 2021-01-27  

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