石山寺旧蔵金光明最勝王経古訓点の研究

2017 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 17K02780
• Research Institution: Kyushu University
• Principal Investigator: 高山 倫明 九州大学, 人文科学研究院, 教授 (90179565)
• Project Period (FY): 2017-04-01 – 2020-03-31
• Keywords: ヲコト点 / 訓点資料 / 訓読文 / 図書目録

Outline of Annual Research Achievements

九州大学附属図書館春日政治・和男文庫所蔵の石山寺本金光明最勝王経を高画質画像を作成し、平安中後期のヲコト点・仮名点の鮮明化処理を行った上で、それに基づいた訓読文の作成を推進した。巻一を終了し、巻二もほぼ終了している。
併せて、春日政治・和男文庫のうち文学部に別置している洋装本・ノート類を分類整理し、目録の作成を推進した。

Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

ヲコト点のうち、朱点の解析に手間取っているが、なんとか概ね順調に進展している。

Strategy for Future Research Activity

ヲコト点のうち、朱点の解析に手間取っているため、今後、画像処理の精度を高める必要がある。今夏のキャンパス移転を控え、図書整理のスピードアップを図っている。

Causes of Carryover

入力作業アルバイトの予備費としてとっておいたが、結果的に必要がなくなった。来年度別途作業で必要となるため、そちらに実施する予定である。