2021 Fiscal Year Research-status Report
1940-1950年代の日本語政策史研究の精緻化に関する緊急調査
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17K02789
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Research Institution | Senshu University |
Principal Investigator |
齋藤 達哉 専修大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (90321546)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 言語政策 / 国語施策史 / 日本語研究史 / 日本語教育史 / 国立国語研究所 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は次のことを実施した。 【1】釘本久春のハワイでの事績と、日本語教科書(ハワイ教育会刊行の日系人小学生向け)編纂に関する論考を発表した。(斎藤達哉・王伸子「釘本久春とハワイの日本語―1965年における日系人社会の日本語環境―」『専修国文』109号、pp.1-23、2021年9月30日) 【2】1949年に国立国語研究所が実施した白河市言語調査の結果と、2019年に本研究の一環として行った言語調査との比較結果についての成果公表については、2020年度に白河市図書館での展示が実施できず延期していた。2021年度においては、展示予定であったポスターを冊子に変更して図書館来場者に配布する形に変更することで成果一般社会への公表を行った。 【3】研究の副産物としてであるが、調査で得られた資料のうち、1949年の国立国語研究所の白河言語調査の際に撮影された風景写真の存在についての白河市への情報提供に協力した。その結果、白河市及び姉妹都市である仏・コンピエーニュ市で同時開催の写真展「コンピエーニュと白河《時の鏡》1935年~1955年」(会期:仏2022/1/25-3/26、白河市2022/1/31-3/18)において一部の写真が展示に使用された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2021年度は、コロナ禍が続くという前提のもとで、2020年度末の時点で得られているデータから分かる範囲で、論文執筆に取り組むこととし、1編の論文を発表することができた。 しかしながら、白河市言語調査の1949年当時の被験者のへのインタビュー調査、ハワイ教育会発行の日系人小学生向け日本語教科書との比較を行うための、日本の小学校の国語教科書の調査を進めることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度中に、白河市言語調査の1949年当時の被験者のへのインタビュー調査、ハワイ教育会発行の日系人小学生向け日本語教科書との比較を行うための、日本の小学校の国語教科書の調査を終える予定である。
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Causes of Carryover |
白河市言語調査の1949年当時の被験者のへのインタビュー調査及び小学校の国語教科書の調査が行えなかったため。
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