2022 Fiscal Year Research-status Report
Theoretical Study of Sentential/Linking Adverbials and SLA
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17K02826
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
都築 雅子 中京大学, 国際学部, 教授 (00227448)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奉 鉉京 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (50434593)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 文・連結副詞類 / 小辞類 / 第二言語習得 / 英語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、談話に関わる用法など、actually, really, in fact, indeedなど文副詞類・連結副詞類・小辞類に関する理論研究と習得研究を連携して行うことにより、日本人英語学習者のこれら副詞類・小辞類の習得実態の状況と問題点を明らかにし、それをもとに、円滑なコミュニケーションに不可欠なこれら副詞類の効率的な教育・学習方法の模索・提案をしていくことである。 2018年度は、英語発話コーパス(National Institute of Information and Communications Technology/ Japanese Learner English Corpus)を用いてデータを採集し、日本人英語学習者がどのようにreally, actuallyの二つの副詞類を使用しているかについて明らかにし、考察結果を11th INTERNATIONAL CONFERENCE OF ENGLISH AS A LINGUA FRANCA ( King's College London, 2018, 7/4-7)で発表した。 2019年度は、in factとindeedに焦点を当て、日系イギリス人Kazuo Ishiguroの小説において、それらが独特な使われ方がされていることを考察し、IAWE第21回大会(Limerick University, Ireland 6/23/2019)で発表した。 2020年度および延長した2021・2022年度は、コロナ禍の中、オンライン授業対処などに多忙なため、研究が進まなかったが、2023年度は、1)今まで発表したものを論考にまとめる、2)英語に特徴的な結果構文や移動構文を形作る小辞類に焦点を当て、日本人学習者が不得意とされる小辞類の結果構文や移動構文の学習方法を考察する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度および延長した2021・2022年度は、コロナ禍の中、オンライン授業対処に時間がとられた上、本務校で新たに所属することとなった国際学部が3年目となり、多忙のため、研究が進まなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度として、次の2点を行う予定である。 1)日系イギリス人Kazuo Ishiguroの小説において、それら副詞類がどのように使われているかについて考察し、バイリンガルであるIshiguroによりindeed, in fact, actuallyが創造的に使われていることを示した。結果をまとめ、24th INTERNATIONAL IAWE(World Englishes)CONFERENCE ( Uni. Of Limerick, Ireland 2019, 6/20-22)で、発表したものを論文にまとめる。 2)英語に特徴的な結果構文や移動構文を形作る小辞類に焦点を当て、日本人学習者が不得 意とされる小辞類の結果構文や移動構文の学習方法を考察し、論考にまとめる。
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Causes of Carryover |
本務校の雑務・コロナ禍などで、出張や学会参加が限られたため。次年度は積極的に学会参加などを行いたい。
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Research Products
(4 results)