2023 Fiscal Year Annual Research Report
Research on L2 Japanese proficiency of immigrant children in Japan
Project/Area Number |
17K02846
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
西川 朋美 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (50456331)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 第二言語習得 / 子どもの日本語教育 / 文法 / 格助詞 / JSL / バイリンガル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究については,当初H29(2017)~R3(2021)年度の5年計画であったものがコロナ禍を挟んでR5(2023)年度までの延長となった。幸いデータ収集は当初の計画よりも早く進み,コロナ禍の前に終了していたため,延長期間はこれまでの研究成果をまとめる作業,及び,本研究を継続・発展させる形での次の科研費の獲得準備や調査準備のための期間として有効活用した。なお,最終年度であるR5(2024)年度は,研究代表者は所属機関においてサバティカルを取得し,米国・ハワイ大学マノア校の客員研究員として過ごした。以下の発表を通して,同校の教員や大学院生から,研究成果や研究計画に対してのフィードバックを得ることができた。また,同校の図書館の利用許可を得ることができたため,今後の調査のための文献研究を徹底的に行うことが可能となった。 【研究発表】ハワイ大学マノア校において,次の2件の研究発表を行った:(1)第二言語研究学科主催のThursday “Brown Bag” Lecture Seriesの一環として,“Nativelikeness in L2 maturational constraints: L2 acquisition of Japanese by immigrant children in Japan”と言うタイトルでの研究発表を行った。(2)今後の調査のための研究計画という形で,言語学科主催のLanguage Acquisition Research Groupにおいて,” Age-of-onset differences in L2 acquisition: Bridging early-stage and ultimate-attainment studies”というタイトルでの研究発表を行った。
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