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2019 Fiscal Year Research-status Report

言語・文化の内容とクリティカル・シンキング-目標と連動したタスクの可能性

Research Project

Project/Area Number 17K02899
Research InstitutionDaito Bunka University

Principal Investigator

大野 秀樹  大東文化大学, 経済学部, 准教授 (40343628)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) Sheppard Chris  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60350386)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
Keywordsタスク / Critical Thinking / 文化
Outline of Annual Research Achievements

最終年度は、タスクとマニュアルの作成、タスクの実施、学会・論文発表を通して研究を進めた。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大リスクのため、年度末講演会・研究成果発表会は開催できなかった。そのため、予定していた三年計画を延長することになった。講演会・研究成果発表会は四年目に実施する予定である。
タスクの作成 セルフ・モニタリングのCTスキル、及び文化の内容を使用したタスク数を増やすことができた。さらに、数種のCTスキルを組み合わせたタスク、ライティングとリーディングを組み合わせたタスクも作成した。タスクの実施前に、ディスクプリタとタスクの関連性に関する確認を協力者にしていただいた。その結果、作成したいくつかのタスクは実施対象から外された。精選されたタスクは研究代表者が実施した。その結果は研究代表者がタスク関連の国際学会で発表し、その成果を基にした研究論文を一本執筆した。
マニュアルの作成 タスクに関する採点基準、解答にいたるまでの思考の例、解答例を記載した。実施したタスクの結果得られた反応を基に解答例を修正した。また、共同採点者からの提案、及び解答の結果を基に採点基準を微調整した。思考の例に関しては、各種研究(認知バイアスなど)を援用しながら作成した。
海外の研究者を招聘し、講演会を2019年7月に開催した。CTタスクの作成・実施に関する研究の一環として“Meta-moral cognition” が日本においてどのような意味があるか、そしてその概念とL2タスクとの関係性が議論された。
2020年2月には海外からの研究者による講演(L2タスク測定の新しい指標に関して)、同3月には研究代表者・分担者を含む計4名による研究成果シンポジウムを予定していたが、前述の理由から二つとも延期することになった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

前述のとおり、年度末に二回予定していた講演会・研究成果発表会が、新型コロナウイルスの影響で延期となった。今年度は何らかの形で講演会・研究成果発表会を実施したい。
タスクの作成に関しては、前年度まであまり進んでいなかった項目を取り込むことができた(セルフ・モニタリングのCTスキル、及び文化の内容を使用したタスク)。また、協力者との連携で、タスクが精選され、採点基準が修正された。タスクの実施においては、研究代表者の実施範囲の参加者ではあったが、タスクの難易度・関連性が明確になり、タスクの解答例が充実した。それらはマニュアルに記載された。
7月の講演会開催、8月の国際学会の発表を通し、研究内容をより多くの方に知っていただくことができた。また参加学会は、研究を促進させるネットワークという点においても有益であった。
解答のサンプルが増えたことにより、マニュアルの内容が充実した。それにより、タスクをより広く実施するための準備が整い始めた。

Strategy for Future Research Activity

延期となった年度末講演会と研究成果発表会を、今年度は実施する予定である。しかしながら、2019年度と同様の問題が続く場合、招待講演・研究成果発表会はオンライン形式で実施し、その内容を記載した報告書を作成したい。
タスクの実施 現状ではタスクはオンラインに対応していないため、対面授業になるのを待つしかない。2020年度中に対面授業が実施されない場合は、タスクは実施せず、さらなるタスクを作成し、それを精選したい。そして、マニュアルの充実化を図りたい。
マニュアルの充実化 現状では、タスク実施中の思考例は研究代表者によるものだけであるが、分担者と研究協力者にお願いし、思考例を増やす予定である。また、それと認知バイアスとの関連性をさらに記載したい。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス感染症の感染拡大リスクのため、2020年の2月と3月に予定していた講演会・成果発表会を実施することができなかった。
2020年度は、2019年度末に予定していた講演会と成果発表会を開催する予定である。今年度も2019年度と同様の問題が続く場合は、上記の講演会・発表会はオンライン形式で実施し、それを基にした報告書を作成したい。

  • Research Products

    (2 results)

All 2020 2019

All Journal Article (1 results) (of which Open Access: 1 results) Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Journal Article] Development of EFL critical thinking tasks2020

    • Author(s)
      Hideki Ohno
    • Journal Title

      Bulletin of Daito Bunka University

      Volume: 58 Pages: 1-8

    • Open Access
  • [Presentation] Meta-moral cognition and critical thinking2019

    • Author(s)
      Reena Cheruvalath
    • Organizer
      JACET Critical Thinking Meeting
    • Invited

URL: 

Published: 2021-01-27  

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