2018 Fiscal Year Research-status Report
優れた外国語授業創出のためのネイティブ/ノンネイティブ教員の連携・協働
Project/Area Number |
17K02906
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Research Institution | Kyoto University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
中川 良雄 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (30261043)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 政義 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (00771007)
舟杉 真一 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (40411003)
倉田 誠 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (80241157)
岡本 俊裕 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (80373083)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ネイティブ/ノンネイティブ / 資質・能力 / 連携・協働 / 優れた外国語授業 / ロール・モデル / カルチャー・モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
調査研究1:海外(韓国・タイ・ベトナム)の日本語教育で求められるネイティブ/ノンネイティブ教員の資質・能力及び両者の連携・協働による「優れた」日本語授業の創出について:アンケートを主体とした調査研究を実施し、成果を国内外(日本、中国、ベトナム)で口頭発表(ベトナム・ハノイ大学国際シンポジウム(10月)、中国・上海外国語大学国際シンポジウム(11月)等)、論文発表(京都外国語大学『研究論叢』、『無差』、『日本語・日本文化研究』、ハノイ大学紀要等)を行った。昨年度実施した中国でのアンケート結果との比較による「海外の日本語教育におけるネイティブ/ノンネイティブ教員の資質・能力」について、データ整理中である。 調査研究2:京都外国語大学外国語学部スペイン語学科、ブラジルポルトガル語学科、イタリア語学科において、求められるネイティブ/ノンネイティブ教員の資質・能力に関するアンケート調査を実施し、目下データの整理中である。昨年度までに実施した、英米語学科、フランス語学科、ドイツ語学科、中国語学科のアンケート結果とともに、「外国語教育において求められるネイティブ/ノンネイティブ教員の資質・能力と連携・協働、役割分担」の大綱を取りまとめ作業中である。 調査研究3:2017年度より継続中の「国内外の日本語教員が用いる教室活動」調査研究については、成果報告とともに、日本語教育指導マニュアルとして近く刊行予定である。 調査研究4:中国・浙江万里学院外国語学院では、「教室活動を楽しくする工夫」について、教員・学習者対象の講演を行った(11月)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画では、昨年度までに、当該対象国・地域において、アンケート調査のみならずインタビュー調査をも終えているはずであったが、雑務・学務のため、当該国への出張ができなかった。また研究分担者が全員学内役職に就いたため、調査の進行を遅らせていることも考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
京都外国語大学学部卒業生、大学院修了生のネットワークを最大限に活用し、本調査研究への協力を得て、本研究最終年度における研究成果の公表と調査協力者へのフィードバックに努める。具体的には、次の公表を目指す。 1)国内外学会・シンポジウムにおける成果の口頭発表(日本、中国、ベトナムを予定)。 2)国内外学会誌、大学紀要等への論文投稿と発表。 3)「最終成果報告書」の作成(2020年3月)。 4)最終成果報告にかかる「優れた外国語授業創出のためのネイティブ/ノンネイティブ教員の役割分担と連携・協働」シンポジウム(2020年1月を予定)の開催。
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Causes of Carryover |
2018年度は、雑務・学務により調査研究出張及び学会出張が手控えられた。また自然災害による空港閉鎖等も足を遠のかせた一因となる。 2019年度は、本調査研究最終年度に当たるため、①学会出張と成果発表、②学会誌・大学紀要等への論文投稿、③「最終研究成果報告書」の作成・印刷、④研究成果報告会(シンポジウム)の開催に費用を充てたい。
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