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2020 Fiscal Year Research-status Report

内発的動機づけを高めるアクティブラーニング型授業の開発と効果検証

Research Project

Project/Area Number 17K02912
Research InstitutionKindai University

Principal Investigator

田中 博晃  近畿大学, 薬学部, 准教授 (80441575)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2022-03-31
Keywords動機づけ
Outline of Annual Research Achievements

本年度は課題研究の4年目のため,具体的な実験授業を行いデータ収集を予定していた。しかし2020年度は新型コロナウィルスの流行に伴い,大学の方針ですべての授業が対面からZoom配信によるオンライン授業に切り替わった。そのため,オンライン授業でのアクティブラーニング型授業を構築する必要があった。そこで本年度は,オンライン授業でのアクティブラーニング型授業の構築を中心に行った。特にZoomの機能の一つであるブレイクアウトセッションを用いることで,教員と学生間のやり取りだけでなく,学生同士でディスカッションをする空間が確保でき,アクティブラーニング型授業には非常に有用なツールであった。

授業の感想を問う形式で,自由記述形式の質問紙調査を行った結果,20名の調査協力者から35個のアイデアユニットが得られた。その中からブレイクアウトセッションに関連する回答を抽出した結果,16個のアイデアユニットが得られた。最もアイデアユニットが多かったカテゴリーは【クラスメイトと交流できたことへの評価】,次に多かったカテゴリーは【緊張や不安の解消】,また【楽しみ】であった。また【他者の意見の理解】,【グループワークでの理解の深まり】,【好意的評価】のカテゴリーも得られた。このことから,ブレイクアウトセッションによってクラスメイトと交流ができ,授業への不安感が解消したり,楽しみを覚えたりするなど,肯定的な影響があったと推測される。特に楽しみに関しては内発的動機づけの重要な要素なので,最終年度に向けての内発的動機づけを高めるアクティブラーニング型授業の構築に向けての貴重な知見が得られたと考えられる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度は課題研究の4年目として,具体的な実験授業を行うことで,データを収集し分析をすることを予定していたが,新型コロナウィルスの流行に伴い,大学の方針ですべての授業が対面からZoom配信によるオンライン授業に切り替わった。そのため,当初予定していたアクティブラーニング型授業を実施することが不可能となり,急遽,オンライン授業でのアクティブラーニング型授業を構築する必要があったため。

Strategy for Future Research Activity

次年度は5年間の研究の最終年度として,内発的動機づけを高めるアクティブラーニング型授業の構築を行っていく。ただし新型コロナウィルスの流行のため,今年度も講義がオンライン講義となり,従来型のアクティブラーニング型授業の実施がほぼ不可能である。そこで2020年度に構築したZoomのブレイクアウトセッションを用いたアクティブラーニング型授業をさらに発展させ,ペアワークやグループワークだけでなく,プレゼンテーションなど総合的な活動を行い,アクティブラーニング型授業を構築し,内発的動機づけへの効果を検討する計画である。

Causes of Carryover

国際学会に参加する予定であったが,新型コロナウィルス流行により出張の自粛要請が勤務校から出たため残額が生じた。またオンライン講義に切り替わったため,データ収集計画を大幅に変更せざるを得なかった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2021

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 児童の動機づけを高める指導とは2021

    • Author(s)
      田中博晃
    • Journal Title

      新教職課程

      Volume: 12 Pages: 110-113

  • [Presentation] アクティブラーニング型授業による動機づけを高める研究2021

    • Author(s)
      田中博晃
    • Organizer
      日本発達心理学会

URL: 

Published: 2021-12-27  

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