2020 Fiscal Year Research-status Report
内的リハーサルを採り入れた自律型プロソディ矯正教材の開発と効果の検証
Project/Area Number |
17K02924
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
松原 緑 名古屋大学, 教養教育院, 准教授 (00547036)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | プロソディ / イントネーション / アプリケーション / プロソディ・シャドーイング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本人英語学習者に特徴的なプロソディ・レベルの「日本語訛り」の矯正を促す自律型学習アプリケーションを開発することである。 PC版アプリケーションは学習者の入力音声データを記録保存することを主な機能のひとつとしているため、前年度に引き続き、①モデル音声のイントネーション・ガイドライン表示方法 ②入力音声のイントネーション表示方法 ③モデル音声のプロソディ情報の抽出方法 ④モデル音声と入力音声との一致率の4点について再考し、①~③については修正を加えた。④モデル音声と入力音声との一致率については、数値化するのは困難であるため、視覚的に並列表示し一致度やズレを確認する形式に変更した。 修正したPC版アプリケーションで、追実験を実施する予定であったがコロナ禍の影響で被験者を募って実験を行うことが難しく、翌年に持ち越すこととなった。新たにデータを収集することができず、新規の研究成果発表を行うことができなかった。 また当初予定していたモバイルアプリ版の開発は現状の方法では資金繰りが難しく、開発方法と内容を変更することを余儀なくされた。今後は機能を簡素化し、モバイル版アプリを完成させることを目指す。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
PC版アプリケーションにモデル音声のプロソディ情報の抽出方法に修正を加え、追実験を実施する予定であったがコロナ禍の影響で被験者を募り実験を実施することができずペンディング状態となったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
PC版アプリケーションの追実験の実施を行う予定をしているが、被験者の確保が困難な場合は、経済的な理由で開発を断念していたモバイル版アプリを機能を簡素化した形での実現化の可能性を探る。
|
Causes of Carryover |
開発中のPC版アプリケーションに改良を加えた後、被験者を募り追実験を行いデータを収集する予定であったが、コロナ禍の影響で新たにデータを収集することができず、新規の研究成果発表を行うことができなかった。今年度、引き続き追実験の実現を目指す。 また当初予定していたモバイルアプリ版の開発は現状の方法では資金繰りが難しく、開発方法と内容を変更することを余儀なくされた。今後は機能を簡素化し、モバイル版アプリを完成させることを目指す。
|