2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of Web-Based Teaching Methods for the English Presentation Training for the Global Society
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17K02936
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Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
杉村 藍 岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (10290181)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武岡 さおり 名古屋女子大学短期大学部, その他部局等, 講師 (10413288)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | Web英語教授法 / プレゼンテーション / ピアレビュー / e-portfolio |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、当初の申請では2019年度で完了する予定であった。研究成果の確認として、研究代表者(杉村)が共同研究しているイギリス、リーズ大学の Language Centre へ2020年2月に海外出張を予定してたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行が始まり、出張を延期せざるを得なくなった。延期した海外出張をするために研究期間の延長を申請したが、続く2020年度も新型コロナウイルス感染症のパンデミックは終息せず、再度、海外出張は延期することとなった。 そのため、本来の目的としていた海外出張は実施していない。しかし、研究テーマに沿って研究活動を継続している。具体的には、開発した「英語プレゼンテーション学習支援システム」(以下、本システム)を用いて大学院(修士課程)の授業で実験授業を継続し、特に評価法に注目しながら英語プレゼンテーション指導のための教授法開発を行なっている。 また、本システムを日本国内だけでなく、広く世界においても利用してもらえるよう、現在の日本語バージョンに加え英語バージョンを作成すべく、システム全体の英訳を完了させた。 本システムの特徴をまとめると同時に、本システムを用いた実験授業の分析結果に基づき、国際会議での研究発表(JACET 60th Commemorative International Convention, proposal accepted) を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実践的な英語プレゼンテーション能力の育成を効率的に支援するWeb教授法を開発するという当初の研究目的に沿って研究を進めることができている。 ただし、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、計画していたイギリス、リーズ大学への海外出張に関しては、実施できない状況が続いている。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究で開発した「英語プレゼンテーション学習支援システム」については今後も授業に導入して実験授業を重ね、システムの改良に取り組む。また、実験結果を分析することにより、プレゼンテーション指導の教授法開発に役立てる。 本研究ではこのシステムの「授業内学習モード」と「授業外学習モード」という二つの学習モードのうち、主に「授業内学習モード」の構築と利用に終始したため、今後は「授業外学習モード」の開発に着手する予定である。
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Causes of Carryover |
当初予定していたイギリスへの海外出張を、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により延期でざるを得なくなったため。2020年度の状況で海外渡航は難しく、そのため再度研究期間を延長し、次年度に繰り越している。
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