2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Web-Based Teaching Methods for the English Presentation Training for the Global Society
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17K02936
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Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
杉村 藍 岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (10290181)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武岡 さおり 名古屋女子大学短期大学部, その他部局等, 講師 (10413288)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | Web英語教授法 / プレゼンテーション / ピアレビュー / e-portfolio |
Outline of Annual Research Achievements |
グローバル化が加速する中で、学術研究の分野でも英語を用いて自分の意見や研究成果を発信できるプレゼンテーション・スキルの習得は欠かせない。特にコロナ禍以降、国内外を問わず対面での学会が延期または中止される一方で、オンラインシステムを用いた学会は急増した。これにより、物理的な面で国際学会参加のハードルは劇的に下がった。国際学会がより参加しやすくなるのに比例し、それに向けた英語力やプレゼンテーション力を身につける必要性はさらに増している。 本研究では、Webを利用して効果的な英語プレゼンテーション教授法を開発することを目的としている。そのために「プレゼンテーション学習支援システム」(以下、本システム)を開発し、実際の授業に導入して履歴情報を分析することにより、効果的なプレゼンテーション教授法の開発を目指した。 本システムは授業内学習、授業外学習の2つのモードから成り、このうち研究期間中には前者を完成させた。授業内学習モードには、Web動的評価、プレゼン終了時評価、そしてコメント評価の3つのe-portfolio機能が搭載されている。最終年度においては主にWeb動的評価を対象に履歴情報の解析および評価項目の検討を行った。Web動的評価は本システムのもつ独自の評価方法である。Web動画再生と評価結果が同時に表示されることで、発表者は自分のプレゼンのどの部分が高く評価され、また改善が必要かをピンポイントで把握することができる。 実験授業は大学院生(修士課程)を対象とした授業において前後期とも各1科目、合計2科目において実施した。実験授業においてはWeb動的評価の結果を分析した他、評価項目の検討と入れ替え、評価の閾値の設定を変更した実験等を行った。こうした結果については学会発表した他、今後も教授法策定に向け活用していく予定である。
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