2018 Fiscal Year Research-status Report
Development of ICT Materials in English Pronunciaton from the Percepectives of Difficluties and Lingura Franca Cores
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17K02951
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Research Institution | Meijo University |
Principal Investigator |
西尾 由里 名城大学, 外国語学部, 教授 (20455059)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
巽 徹 岐阜大学, 教育学部, 教授 (10452161)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 小学生英語 / 習得困難度 / インテリジビリティ / 発音 / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年から2018年度は、文部科学省作成の小学3・4年生を対象とするLet's Try と小学生5・6年生を対象のWe Canの付属音声を聴き、テキスト分析と発音表記を行った。出現頻度の高い音素、文章を明らかにした。それにより、音素に関しては、基本的な音素がすべて出現しており、センテンスも、基本的なイントネーションを含んでいることがわかった。これを単語文章選びの基礎データとする。小学1年~6年生の発音を採取し、習得困難度とリンガフランカ・コアの観点から評価し、学習優先順位を確定する。英語母語話者および小学生の英語発音時のビデオ撮影を行い、発音の特徴を抽出する。学習優先順位に基づいた音声と発音映像と学習者自身の発音映像を同時に比較できるICT教材を作成し、パイロット実験を行う。2018年度中にパイロット分析まで進め、2019年度には、修正改良を加え完成したICT教材を授業で小学生に使ってもらい、プレテスト及びポストテスト、聞き取り分析、音響分析、及びアンケートから検証を行う。ITC教材およびデータをHP等で公開し、ワークショップ等で普及に努める。 ICTの教材として、単語や文章と共に、英語母語話者の発音映像があるものは多い。しかし、本研究では、実験群として、英語母語話者の発音映像と学習者の発音映像が並列化され比較することで、構音の仕組みを視覚化できると考え、英語母語話者の映像のみの統制群と比較する教材を作成する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
習得困難度とリンガフランカ・コアの観点から評価し、学習優先順位を確定し、英語母語話者および小学生の英語発音時のビデオ撮影を行い、発音の特徴を抽出する予定であるが、十分なデータ数が確保できておらず、さらに時間が必要である。ICT学習のプラットフォームはできているので、学習用VTRを早急に作成し、パイロット実験を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度は、6月までに、小学生の音声困難度を確定するデータ収集を行う。それを基に音声、文字、発音者の顔のビデオ撮影などのコンテンツを作成する。作成しているICTのプラットフォームにコンテンツを入れ込む。パイロット実験として、小学生30名(5名×6学年=30名)に使用してもらい、効果を検証する。その後改良を加え、完成版を作成する。10月~12月には、本実験を小学生120名(20名×6学年)を対象にICT教材効果測定を行う。ICT学習前と後で、プレテストとポストテストを行う。教材の使いやすさなどのユーザビリティを問うアンケートを行う。1月~3月は、今までの研究成果をまとめ、学会発表または論文で公表する。HPを作成し、研究データ、ICT教材を公開し、使用方法などのワークショップを行う予定である。
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Causes of Carryover |
2018年度後半にICTの教材を作成する予定であったが、その教材作成のための資料作成に時間を取られたため、実際の作成は2019年度前半に回すことになったため、その費用が未使用であった。2019年度は、早めに計画通りの遂行を目指す。
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Research Products
(6 results)