2021 Fiscal Year Research-status Report
グローバル・シティズンシップの模索-日比の異文化コミュニケーションからの考察-
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17K03001
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
森泉 哲 南山大学, 国際教養学部, 教授 (60310588)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 異文化コミュニケーション / フィリピン |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度も引き続き新型コロナウイルス感染症の影響によりフィリピンに渡航して、インタビューを行うことができなかったため、これまでのインタビューデータの整理および分析を行った。フィリピン英語教師のデータを分析を進めていくと、いくつかの特徴的な語りが表れており、2022年度に追加データを得ることによって、その語りの特徴を明らかにする予定である。 2021年度は異文化コミュニケーションの基礎概念となる文化の多層性に関する論文を公表し、国単位としての文化の他に、ミクロ、メゾ、マクロレベルに交差する文化のあり方を社会生態学的モデルを援用し、日米の家族コミュニケーションの関係性について明らかにした。国単位で文化を扱う際にも、ミクロ、メゾ、マクロレベルの複層的文化に注目する視点について研究を進めることができた。本研究成果は、日本コミュニケーション学会ジャーナルに掲載された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2021年度も引き続き新型コロナウイルス感染症の影響によりフィリピンに渡航して、インタビューを行うことができなかったため
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度はフィリピンに渡航して、インタビューを行い、フィリピン人英語教師のアイデンティティの揺れ動きを明らかにする。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症のため、予定していた海外調査が実施できなかったため
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Research Products
(1 results)