2023 Fiscal Year Annual Research Report
Research on CLIL for exploring the interrelationships between deepening subject specific content and improving noticing language structures among adolescent learners
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17K03010
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Research Institution | Shitennoji University |
Principal Investigator |
柏木 賀津子 四天王寺大学, 教育学部, 教授 (40549052)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
種村 雅子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (30263354)
宍戸 隆之 東北学院大学, 教養学部, 教授 (40331962)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | CLIL / チャンんくと文構造 / CLIL教員研修 / CLIL海外連携 / 思考と言語の相乗 / 概念的成長 / パフォーマンス課題 / 用法基盤モデルUBM |
Outline of Annual Research Achievements |
CLILの指導法と教科連携をとおした英語面と認知面の深化について、指導書と実践方法の著書4冊、文部科学省採択小学校外国語科教科書へのレッスン内容寄与、ワークショップ主催と講演(ベトナム、台湾、オーストリアでの招待講演含む)を行うと共に、フィンランド、及びイタリアの協同研究を進め、クロスカリキュラムの具体指導を提供することができた。論文研究面では、1)言語習得論とCLILの相乗効果、2)思春期11歳から14歳の英語学習者にとってCLILが学習言語と深いかかわりがあること、3)文法構造事例知識からの理解と発話 4)教員については、CLILを導入することに拠る認知概念的成長(Conceptual Growth)等について、査読付き論文を5本程度出版するに至った。学会News Letterや、講演配信など20以上の研修ビデオを配信することが出来た。新型コロナ感染症元でも、CLILの講演やオンライン研修が講評を得て海外のCLIL研究者の招聘、オンライン双方向研修など、大阪府等教員研修に配信した。この活動を経て、日本CLIL教育学会(会長:池田真氏)の副会長として全国への講演を行い、著書4冊と共に英語教育・クロスカリキュラムの実施、パフォーマンス課題・学力テストへの事例提供ができた。大学共通テストとCLIL的トピックの関連についても纏めた。2023年度にはCLIL研究者として、台湾の文部科学省より招聘いただき、国立台中教育大学で日本のCLIL(数学・環境)の講演を行い、ベトナム日越大学では、日本語のネィティブとして俳句CLILの講演を行った。フィンランドのセイナヨウキ市からはバイリンガル教育リーダーを招聘し全国から多数の出席者を得た。これらのことから、実践・理論の両面から専門領域への貢献ができたと考える。引き続き2024年はCLIL世界年次大会委員長として日本と海外の研究交流を深める。
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Research Products
(17 results)