2020 Fiscal Year Research-status Report
Teaching English as a Lingua Franca - An Approach to Develop Global Citizenship
Project/Area Number |
17K03016
|
Research Institution | Bunkyo University |
Principal Investigator |
生田 祐子 文教大学, 国際学部, 教授 (50275848)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 礼子 (高橋礼子) 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 准教授 (30613913)
北村 優子 長野大学, 企業情報学部, 助教 (80783844)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 英語教育 / リンガフランカとしての英語 / グローバル教育 / 模擬国連 / グローバルシティズンシップ教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究対象である日本大学英語模擬国連活動(JUEMUN)に関して、フィールド調査と参加者へのインタビュー調査を継続した。2020年度はCovid-19感染拡大の影響により、主催大学内での開催が不可能となり、Zoomを用いて1ヶ月間(5月-6月)に渡りSNS等を活用しながら、初めて完全オンラインで実施した。今回の模擬国連へ文教大学から参加した学生を対象に、例年と同様に事後のフォーカスグループインタビューを行い(7月)、リンガフランカとしての英語を使う時のストラテジーと意識について分析を行った。10月~12月には、同じ模擬国連活動に参加した2校の日本人大学生間で、英語による学生交流会と会議をオンラインで実施した。その参加者に事後アンケートを実施し、日本人間であっても英語コミュニケーションにおける類似したストラテジーが有効に行われていることを検証した。2021年度に於いても模擬国連がオンラインで継続することになった故、対面とオンライン実施時における参加者の認識の違いに焦点を絞り、同大学からの参加者を対象に調査を実施する。なお、成果発表の機会として2020年度に予定していた2つの国際学会は、2021年度に延期され、予定していた著書(論文)の出版も2021年度に延期されている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
Covid-19の影響により、2020年度に予定していた2つの国際学会での成果報告の機会が2021年度に延期され、著書(論文)の出版も次年度に延期された。研究代表、共同研究者全員がオンライン授業や関連業務への対応に時間を取られることになり、成果をまとめるのに時間を十分にとることが困難であった。
|
Strategy for Future Research Activity |
2021年度6月25日~27日にオンラインで日本大学模擬国連が継続実施されるため、追加のフィールド調査が可能となり、参加者を対象に例年同様のフォーカスインタビューを実施し、対面とオンライン参加者の英語コミュニケーションにおける意識の変化、及び異文化理解に対する態度の変化について考察し、研究結果としてまとめ関連の国際ジャーナルに投稿する。
|
Causes of Carryover |
Covid-19感染拡大のため、予定していた国際学会への研究出張ができず成果発表の機会が次年度に延期された(オンライン)。その準備のために必要なパソコン周辺機器の購入、オンライン模擬国連活動実施に伴うデジタル機器購入及び研究補助アルバイト、2021年度に関連の国際ジャーナルへ投稿するための英文校閲のアルバイト費用に今年度の予算を使用する。
|
Research Products
(3 results)