2019 Fiscal Year Annual Research Report
A Comparative Study on Listening, Reading, Speaking and Writing Tests Using TOEIC L&R and S&W
Project/Area Number |
17K03018
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Research Institution | Kanda University of International Studies |
Principal Investigator |
神崎 正哉 神田外語大学, 外国語学部, 准教授 (30647847)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澁谷 由紀 神田外語大学, 外国語学部, 准教授 (80648155)
上原 雅子 神田外語大学, 外国語学部, 講師 (00787434)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | TOEIC / IELTS / 英語4技能 / 相関関係 / Listening / Reading / Speaking / Writing |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、84名の学生の協力を得て研究を行い、3年間の参加者総数は260名となった。最終年度の参加者にはTOEICの4技能試験(Listening、Reading、Speaking, Writing、以下L、R、S、W)と試験に対する印象・意見を尋ねるアンケートに加え、IELTSも課した。 3年間の参加者260名のTOEIC技能別スコアの平均点は、L: 377、R: 308、S: 128、W: 140であった。技能別スコア間の相関はL-R: .73、L-S: .55、L-W: .52、R-S: .59、R-W: .64、S-W: .58であった。また、LRとS、W、SW、LRSW(スコアの比率を揃えるためSWの合計点に990/400をかけてからLRスコアに合算)の各スコア間の相関は、LR-S: .62、LR-W: .63、LR-SW: .70、LR-LRSW: .95であった。この結果は、LRスコアからLRSWスコアを高い精度で予測できることを示している。 最終年の参加者84名のTOEIC LRSWの平均点は、L: 383、R: 330、S: 138、W: 145、IELTS(9が最高点)の平均点は、L: 5.38、R: 5.46、S: 5.54、W: 5.33、総合スコア: 5.45であった。TOEIC-IELTS間の各技能スコアの相関係数は、L: .64、R: .69、S: .50、W: .58、総合スコア間の相関は、.79であった。各技能スコアを個別に較べると相関は高くないが、総合スコアを較べると高い相関があった。 アンケート調査の結果は、参加者がTOEICおよびIELTSの各技能別テストに概ね好意的な印象を持っていたことを示している(詳細はresearchmapの研究ブログで公開)。また、TOEIC S(コンピューター式)とIELTS S(面接式)の比較では、後者を好む参加者が多かったが、TOEIC W(コンピュータ式)とIELTS W(紙に手書き)では、拮抗する結果となった。
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Remarks |
researchmapの研究ブログを介して本研究で集めた元データを公開。
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Research Products
(3 results)