2021 Fiscal Year Research-status Report
上海地区の新人英語教員に対する研修と成長-5年間の縦断的研究
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17K03036
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
大賀 まゆみ 立命館大学, 言語教育センター, 嘱託講師 (40737839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田浦 秀幸 立命館大学, 言語教育情報研究科, 教授 (40313738)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 台湾の英語教育 / 教員研修 / 授業観察 / 縦断研究 / 教師の成長 / 上海の英語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年4月時点では、台湾現地でのデータ収集を目指していたが、新型コロナウイルスの影響で、渡航制限が厳しく、本年度も台湾渡航は断念せざるを得なかった。年度末ぎりぎりまで現地を訪問してのデータ収集(授業観察とインタビュー)の可能性を模索していたため、オンラインによるインタビューや参加者自ら授業動画を撮影する形でのデータ収集は行わなかった。研究開始時より、オンラインにて参加者の2人の先生方にお願いしている、教員研修、自己研鑽、受けたサポートなどの報告については引き続きデータの依頼と収集を行った。2018年度に台湾にて収集したデータ、また2020年度にやむを得ず、参加者の先生方に授業を録画してもらいオンライン上でシェアしてもらったデータについては、授業ビデオの書き起こしが終了しており、来年度のデータ収集が実現すれば、教師の成長と言う観点から、3年分のデータを分析することが可能である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初の計画では2018-2021年度の間に3回程度台湾に渡航し、現地にて参加者の2人の先生方の授業見学と録画、インタビューデータを収集する予定であったが、2019年3月現地でのデータ収集を最後に、新型コロナウイルスの影響により、参加者の先生方とは会うことすら出来ない状態である。2020年11月-2021年1月に、やむを得ず、参加者の先生方に授業を自ら録画してもらい、オンライン上でシェアすることによりデータ収集を行ったが、やはり現地にてのデータ収集が理想的であると考えている。2年分の授業動画は、すでに書き起こし作業をほぼ終えており、この分については分析可能であるが、当初の計画通り、3回のデータ収集を目指したい。オンライン上で行っている教員研修、自己研鑽、受けたサポートなどの報告については、滞りなく実施できてはいるが、内容や頻度については新型コロナウイルスの影響を精査する必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
本科研は、2021年度に終了予定であったが、新型コロナウイルスの影響により、データ収集が予定通り進んでおらず、2022年度も引き続き研究を継続する承認を得た。2022年度は台湾でのデータ収集を目指す。3年分のデータを分析し、可能であれば、教師の成長という観点から、上海で収集したデータとの比較を目指したい。
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Causes of Carryover |
計画していた現地でのデータ収集が、新型コロナウイルスの影響で出来なかったため、予定していた渡航費、日当、宿泊費、現地での謝礼などを使用しなかった。次年度は、台湾でのデータ収集を目指し、その経費にあてる予定である。
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