2020 Fiscal Year Research-status Report
A research on CLIL (Content and Language Integrated Learning) in Finland with a special focus on factors for its success
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17K03039
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Research Institution | Kansai Gaidai University |
Principal Investigator |
伊東 治己 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (90176355)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | CLIL / 内容言語統合型学習 / フィンランド / 成功要因 / 外国語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、フィンランドのCLILに着目し、その成功要因を、教授的・制度的・社会的観点から分析するとともに、その分析結果をもとに我が国でも小学校から大学に至るまで様々な校種や地域で急速な広がりを見せつつあるCLILが今後進むべき方向性を明示することにあります。 さて、新型コロナウイルス感染拡大を受けて研究期間が当初の3年間から4年間に延長され、本年度(2020年度)はその最終年度である4年目に当たります。この最終年度においては、コロナ禍の中でのびのびとなっていたフィランドでのCLIL実施校の最終現地調査を2020年9月か2021年2月に実施予定であったが、いずれも現在も進行中のコロナ禍のため実施できていません。よって、再度、科研費補助事業期間延長(2回目)を申請し,延長の承認を受けています。延期になっている最終的な現地調査は,新型コロナウイルス感染拡大状況にもよりますが,2021年の9月初旬か2022年の2月に実施の予定です。 最終現地調査が実施できていない関係で、4年間の研究のまとめも完成できていません。次年度に回します。この間、CLIL関係の図書と論文に基づいた文献研究と最終研究成果報告書の作成(一部)を実施しています。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
4年間の研究期間の最終年度に当たる本年度においては、2020年9月か2021年2月にフィンランドでCLILを実施している学校を対象とした最終現地調査を実施予定であったが、コロナ禍のため、その最終現地調査が実施できていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間のさらなる延長を許可された本年度(2021年度)は、2021年9月か2022年2月にフィンランドでCLILを実施している学校を対象とした最終現地調査を実施予定である。加えて、その最終現地調査から得られた知見も加味しながら、最後には最終研究成果報告書をまとめ、関係教育機関や研究者に配布の予定です。
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Causes of Carryover |
当初予定していたフィンランドでの現地調査がコロナ禍のため実施できなかったため、研究期間をさらなる延長を申請し、許可されました。よって、本来ならば本年度に消化する予定であった研究費の残額を、次年度において使用することにしました。なお、研究費の残額は主にフィンランドでの現地調査に支出することにしています。
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