2022 Fiscal Year Annual Research Report
Moscow Youth Festival for Peace and Friendship in 1957 and Japan
Project/Area Number |
17K03045
|
Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
半谷 史郎 愛知県立大学, 外国語学部, 教授 (90731406)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅津 紀雄 工学院大学, 工学部, 講師 (20323462)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 日ソ関係 / 文化交流 / オーラルヒストリー / 平和友好祭 |
Outline of Annual Research Achievements |
6年間にわたる調査研究の成果を広く一般に知らせるため、HPを作成した(「1957年モスクワ平和友好祭」 https://1957moscow.com )。 学術研究にとって一般的な論文や著書ではなく、HPという媒体を選んだのには、いくつかの理由がある。一つは、この間に収集した資料の特性に由来する。友好祭に参加した方に聞き取り調査をした際、写真、パンフレット、バッヂなど、様々な思い出の品を見せてもらった。一つひとつが当時の様子を想像できる貴重な資料だが、中には死後の散逸を危惧して寄託して下さる方もあった。そうして集まった資料は、論文にするのは難しいが、死蔵するのも憚られる。幅広く収集し、また信頼して託していただいた資料を広く世に紹介する手段には、ホームページが格好だと思えた。 もう一つは、今後の新たな情報提供への期待である。2022年度だけでも写真家の田沼武能さん(享年93歳)と箏曲家の菊地悌子さん(享年95歳)の死去が報じられたように、もはや新たな体験談を掘り起こすことは絶望的になっている。しかし、参加者の名簿(渡航した150人、当初計画の500人)をHPで公開すれば、当事者の子や孫といった関係者から問い合わせが来て、新たな出会いが生まれるかもしれない。 以上のような理由から、これまでの調査で集めた様々な資料を公開するHPの作成に踏み切った。作成の過程では、川村秀氏から当時の日記と参加者名簿の提供を受けたほか、故・薄井憲二氏の遺品から発見された写真帖も盛り込んだ。また法政大学大原社会問題研究所には、所蔵する「友好祭ニュース」を提供いただき、修復保存の作業をした上で撮影し、資料としてHPで公開することにした。
|
Remarks |
この間に収集した資料をまとめて、一般向けに公開したサイト。今後の新たな情報提供を期待して「問い合わせ」欄も設けた。
|
Research Products
(1 results)