2019 Fiscal Year Annual Research Report
Cultural Transformation in the Central Mediterranean Islands during the Roman and Byzantine Times
Project/Area Number |
17K03050
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
小林 功 立命館大学, 文学部, 教授 (40313580)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桑山 由文 京都女子大学, 文学部, 教授 (60343266)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 地中海 / ローマ帝国 / ビザンツ帝国 / シチリア島 / サルディニア島 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度が本プロジェクトの最終年度であり、研究の総括に向けた作業をおこなった。本年度はまず5月に京都女子大学において最初の会合をおこない、前年度の研究状況の確認と本年度の研究活動、および本プロジェクトの総括に向けた方向性について意見交換を実施した。 次に7月に立命館大学で会合を実施し、研究の進捗状況についての確認をおこなった。またあわせて、夏期休暇中に実施するシチリア島西部での現地調査に向けた最終調整・打ち合わせを実施した。シチリア島西部での現地調査は8月に実施し、シチリア島西部における先住民・フェニキア人とローマとの関係性や、ビザンツ期・中世の遺構・遺物などが本年度の焦点となった。またモツィア島やマルサーラ市などの博物館でフェニキア時代からローマ期を経てビザンツ期、あるいはさらに後代にいたるさまざまな史料や碑文を実見することができた。 さらに現地調査終了後の8月にも京都女子大学で会合を実施し、現地調査の知見も踏まえ、本プロジェクトの総括に向けた方向性を再度確認した。 なお、年度末の3月に最終確認のための会合を実施する予定であったが、今般のコロナウィルスにともなって近接する距離での会合を回避すべきと判断したため、メールを通じた意見交換を実施した。また、研究分担者は2020年3月28日に実施予定であった第7回古代史研究会春季研究集会で研究成果を報告予定であったが、コロナウィルスの流行により会が中止となったため、報告することができなかった。 研究代表者・研究分担者の本年度の研究成果は別表の通りであるが、研究代表者は本プロジェクトの研究成果の一部として単著を2020年1月に公刊していることを付記しておく。
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Remarks |
代表者のウェブページ。「業績一覧」のページで代表者の過去の研究成果について記述(オープンアクセスの論文にはリンク)。
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Research Products
(2 results)