2019 Fiscal Year Research-status Report
The Union of England and Scotland (1707) revisited - a new historical record
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17K03194
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
松園 伸 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60239019)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | スコットランド / 国家連合 / アーガイル公爵 / ハミルトン公爵 / ジャコバイト / ホイッグ / トーリー |
Outline of Annual Research Achievements |
① これまで、エジンバラ大学図書館 (Edinburgh University Library), スコットランド国立文書館 (National Records of Scotland), スコットランド国立図書館 (National Library of Scotland) などスコットランドにおいて蒐集した史料と、英国図書館 (British Library)、国立文書館 (National Archives) など所蔵の史料を比較検討することで、1707年イングランド、スコットランド合同 (英蘇合同 1707) 前後のスコットランド政治について、どちらか一方に偏らない古文書研究ができたと信じる。 ② これまでの文書リサーチで協力してくれた、ビュート侯爵 (Marquess of Bute), ホープトン伯爵Earl of Hopetounなど諸貴族家のアーキビストからの情報によって、これら英蘇合同において大きな役割を果たしたスコットランド貴族について、新しい知見を得ることができた。 ③ これまで未知のスコットランドにおける反合同キャンペーンを展開した政治的パンフレットを多数閲覧することができ、政治エリートに限定されず、「下からの」反合同運動について詳細なリサーチができた。 ④ 上記の研究に基づいて、1707年合同以降のスコットランド政局を分析した論文をまとめて、これを上梓した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年夏、および2020年春、英国におけるリサーチ、研究会報告を予定していたが、家族の入院、感染症の大流行のため実現できなかった。しかし過半の史料は閲覧済みであり、スコットランドのアーキビストの親身な協力によって、幸い学術論文をまとめ、上梓することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度で果たすことのできなかったロンドン、エジンバラ等における古文書史料閲覧、、及び研究会報告は、感染症の収束状況にもよるがぜひ実現させたい。そして英蘇合同を含むスコットランド政治史、議会史の単行本に結実させていく予定である。また英蘇合同前後の政治史上のトピックについて、英語、日本語の論文を執筆する。
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Causes of Carryover |
家族の病気入院、新型コロナウィルス流行のため、リサーチ、研究会報告のための海外渡航が不可能になったため。これを今年度はできる限り本来の使途のために支出する。
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Research Products
(1 results)