2021 Fiscal Year Annual Research Report
Russian tea trade and global market: Analysis of accounting books
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17K03198
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
森永 貴子 立命館大学, 文学部, 教授 (00466434)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | キャフタ / 国境線 / エスニシティ / 茶 / 帝国 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は延長していた本研究課題の最終年度として、これまでの研究成果を刊行した。 本研究の主な成果は、島根県立大学北東アジア地域研究センター(NIHU)プロジェクトとして刊行された、李暁東・李正吉編著『北東アジアにおける近代的空間 その形成と影響』明石書店、2022年、に掲載した論文1件「第22章 清の門戸開放後におけるロシアの茶貿易」である。同論文はこれまでに近代キャフタ貿易に関わったロシア商人の活動を総合的にまとめており、本科研の趣旨に沿ったものである。 なお、上記論集は日本語の他に中国語訳と韓国語訳を同時刊行しており、そのため論文はこの3か国語で刊行された。本科研では中国語訳の情報を記載する。 またキャフタ貿易に関し、ブリャート自治共和国ウラン・ウデにおける古文書研究論集の一部を他大学の院生が翻訳したものを監修し、早稲田の研究雑誌『史滴』に翻訳論文として刊行した。同論文は2020年度の別科研の成果としても掲載しているが、本科研に最も関連している成果に含める。 本科研の成果は以上である。他に刊行される予定だった一般雑誌掲載の文章はコロナ禍で刊行が停止しており、本科研に関わる一般書刊行も現在中断しているため、これらについては本科研終了後の刊行を目指している。
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Research Products
(3 results)