2020 Fiscal Year Research-status Report
Reconstruction of Historical Land Development in Monsoon Asia
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17K03265
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
宮本 真二 岡山理科大学, 生物地球学部, 准教授 (60359271)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 土地開発史 / 地形環境変化 / 瀬戸内臨海平野 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度であるが,本年度は前年度から継続して1)研究成果の公表,2)現地研究協力者との調整と研究成果の共有,3)そして,今後の研究計画の検討を中心に行った.研究成果のにおいては,南アジア地域の高所山岳地域の土地開発史の時系列的に明らかにすることができ,その成果の一端を公表することができた.また,比較対象地域である西日本の遺跡の立地環境の解析に関する成果を公表することができた. これらの成果を公表する過程で,アジア・モンスーン地域に共通する問題として,周期性をおびた災害への対応の共通性や,異質性,さらには災害を利用した土地開発モデルについても検討を重ね,学会発表を行った. 新型インフルエンザによって海外での現地調査が不可能となったが,海外との共同研究者や国内の研究協力者とも定期的に研究打ち合わせを行うことで,情報の共有を行った.また,今後の研究研究計画を検討するにあたって,アジア・モンスーン地域に共通する問題としての周期性をおびた災害と,それが契機となって発生したグローバル問題という,現在的な課題を対象とする問いについても検討することができた. また一昨年度から継続して,大陸部南アジアから東アジア地域をつなぐ東南アジア地域の土地開発史にかんする文献収集を行い,今後その連続性について議論する予定である. このように,フィールド・ワークが限定される中で,次年度に計画を繰り越す手続きを行い,継続して成果の公表等につとめている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルスが蔓延し,現地調査が不可能になったことによる.
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Strategy for Future Research Activity |
ネパールでの補足調査と,継続して成果の公表を行う.
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルスの流行によって現地調査が実施出来なかったことによる.
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