2022 Fiscal Year Annual Research Report
A Comprehensive Study on Legal Issues concerning Content Use in ICT Utilization Education
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17K03515
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
今村 哲也 明治大学, 情報コミュニケーション学部, 専任教授 (70398931)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ICT活用教育 / コンテンツ / 著作権 / 教育の情報化 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は、ICT活用教育におけるコンテンツ利用をめぐる法的課題について、引き続き、資料の収集・分析、海外の動向調査を進めつつ、これまでの研究成果を社会に発信することを中心として、研究活動を行なった。 (1)資料収集・分析:最終的な成果としての論文や報告において必要となる追加的な資料収集とそれらの分析を行った。 (2)海外調査:外国の研究協力者から情報を取得しながら、文献資料をベースに、情報を収集した。 (3)成果の報告:以上の研究の成果については、これまでの年度に引き続き、幾つかの媒体において得た知見を明らかにしていった。本年度は特に、専門誌における連載において研究活動の成果を一般に公表するように努めた。具体的には、著作権の業界専門誌である月刊『コピライト』において、2022年4月から2023年3月まで「論点で学ぶ著作権法」と題する12回の連載記事を掲載し、一部において、本研究において論点となる法的課題も含めて執筆した。また、英語教育の業界専門誌である月刊『英語教育』において、2022年4月から同年9月までの間、「デジタル教科書時代に知っておきたい著作権Q&A」と題する6回の連載記事を掲載した。具体的には、初等中等教育におけるICT活用教育において問題となるいくつかの論点について、分かりやすく丁寧に解説することを心がけた。 研究期間全体を通して、資料収集・分析、海外調査、そして成果の報告という形で、ICT活用教育におけるコンテンツ利用をめぐる法的課題について、当初の研究計画を実現してきた。 本研究の過程では、比較法の対象として、イギリス法を参照することも多かった。そのため、その成果についても、公益社団法人の日本複製権センターにおいて、「イギリス著作権法の特徴を捉える」と題したメルマガを通して一般向けに分かりやすく解説したり、書籍掲載論文にまとめるなどの成果も生み出した。
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