2020 Fiscal Year Research-status Report
Limited Attention/Consideration and Revealed Preference
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17K03613
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Research Institution | Otaru University of Commerce |
Principal Investigator |
中島 大輔 小樽商科大学, 商学部, 教授 (60715332)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 行動経済学 / 意思決定理論 / 顕示選好理論 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年は 選択肢を見落とす、軽々にきりすてるにしても、そのパターンにある程度の秩序がある場合の消費者に関する顕示選好理論の分析を行い、その結果をJuan Lleras & Yusufcan Masatlioglu & Daisuke Nakajima & Erkut Ozbay, 2021. "Path-Independent Consideration," Games, MDPI, Open Access Journal, vol. 12(1), pages 1-10, March. として公刊した。これは、消費者が「選択肢を提示する順番を変えられたり、小出しにされた」としてもそういうことには影響されない場合の分析である。
これにより、完全に合理的でもないが上記のようなマーケティングテクニックには騙されないような消費者がどのように行動するか(=反対にそのようなことに騙される消費者の特定が可能になる)、そしてそのような消費者の選好がどのように推計されるかが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本研究期間中、3本の論文を1流の学術誌を含む海外学術誌に掲載したことからこのように判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
パンデミックにより実施できなかった、本研究課題に関するワークショップを行う。その際、可能であればハイブリッドによる対面・遠隔双方で行うものとする。これにより、研究者コミュニティに広くこの分野の成果を知らしめるものとする。
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Causes of Carryover |
パンデミックにより、出張・及びワークショップ主催が困難であったため。
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Research Products
(2 results)