2020 Fiscal Year Annual Research Report
The impact of business leaders' behavioral change on the productivity of subordinates: Field experiments using wearable sensors
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17K03676
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
都留 康 一橋大学, その他部局等, 名誉教授 (00155441)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 賢太郎 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 准教授 (60507698)
上原 克仁 静岡県立大学, 経営情報学部, 准教授 (60509157)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 経済政策 / 日本経済論 / コミュニケーション / ネットワーク / 生産性 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度までに、リーダーに対する組織活性化人事施策の適用が、そのチームにおけるメンバーの成果向上をもたらすことが明らかになってきた。2020年度は、そのメカニズム解明のための分析を行った。具体的には、フィールド実験の対象となった企業の組織構造、特にその階層構造に注目し、階層内、ならびに階層間でのコミュニケーションパターンの、組織活性化人事施策適用による変化について分析を行った。 その結果、リーダーに対し施策が適用されたチームにおいては、階層内および階層間におけるコミュニケーションパターンが変化していたことが判明した。この結果は、リーダーへの組織活性化人事施策の適用によって、チーム内のコミュニケーション環境が向上し、チーム内コミュニケーションがより効率的なものへと変化したことによって、チーム生産性が向上したというメカニズムが存在することを示唆するものであるといえる。研究期間を通じて得られた結果は、現在、論文に取りまとめつつあり、近日中に英文査読誌に投稿する予定である。
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