2020 Fiscal Year Research-status Report
多国籍企業によるサプライチェーンの貿易投資政策への影響:国際政治経済学アプローチ
Project/Area Number |
17K03707
|
Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
伊藤 匡 学習院大学, 国際社会科学部, 教授 (40550413)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 多国籍企業 / 企業データ |
Outline of Annual Research Achievements |
多国籍企業を含む企業の海外展開につき、企業・事業所個票データによる分析を行い、ディスカッションペーパー1本、海外学術雑誌からの出版を1本発表した。また、本課題開始以来進めている外国直接投資個票データを利用したサプライチェーンと貿易自由化との因果関係についての研究は、当初の仮説を裏付ける結果を得られず、2019年以降本年度にかけて仮説設定の修正及び検証を進めてきた。若干の進展は見られたものの、2020年度は新型コロナウィルス感染症パンデミックの影響により共著者との共同作業に支障をきたしたため、十分な進展には至らなかった。また、同パンデミックの影響により、学会における発表も実施できなかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度は新型コロナウィルス感染症パンデミックの影響により共著者との共同作業に支障をきたしたため、期待した進展を得られなかったことより、若干進捗が遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
ディスカッションペーパーとしてまとめた論文の学術雑誌からの出版を目指して改訂、投稿を進める。本研究テーマ関連論文の出版にむけた作業を進める。海外事業活動基本調査の個票を利用した研究については、共同研究者であるRotunno氏と相談しつつ進める。
|
Causes of Carryover |
新型コロナ感染症パンデミックの影響により共同作業のための海外研究協力者Rotunno氏の来日が2020年度に実施できなかったこと、また研究代表者も出張が出来なかったことより、残額が生じた。次年度においては、人件費・旅費・出版関連費を中心に支出する。
|
Research Products
(3 results)