2017 Fiscal Year Research-status Report
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17K03747
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| Research Institution | Fukushima National College of Technology |
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Principal Investigator |
西口 美津子 福島工業高等専門学校, ビジネスコミュニケーション学科, 教授 (40648911)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芥川 一則 福島工業高等専門学校, ビジネスコミュニケーション学科, 教授 (40310990)
湯川 崇 福島工業高等専門学校, ビジネスコミュニケーション学科, 教授 (60289741)
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| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | 地域間提携 / 姉妹都市 / マッチング / 過疎地 / 港湾都市 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、市町村が提携を行うことで互いの欠点を補い長所を生かせるような相手を見つけるためのマッチングの手法を開発するものである。阪神淡路大震災や東日本大震災等、自然災害の多い日本では、被災時に生産が継続できるような事業継続計画（BCP）が活発化すると共に、姉妹都市のような海外の地域と文化や行政の交流を目指した提携も国内外で行われている。これらの提携について、具体的マッチングのフレームワークを開発し、マッチングを支援するサーバ・システムを構築するのが、本研究の目的である。
具体的な都市間の提携のマッチングについて、分析を行う125か所の港湾都市や、「みなし過疎」や「一部過疎」を含む181の地域等）については、文献収集を行うと共に基本データは収集したところであるが、マッチングに関わる付加的な選定項目については、地方でのヒアリングの調査が十分でないために、フレームワークの開発までに至らず、これからの課題となっている。
一方、地域間連携の中でも、海外との姉妹都市の成功事例として、福島県いわき市とオーストラリア・タウンズビル市のキーパースン（共に女性）から提携の経緯等、ヒアリングを実施することができた。その結果については、平成30年度に開催される異文化コミュニケーション学会の世界大会（平成30年8月8日～11日、中央大学）で、発表を希望したところ承諾された。現在、研究発表は8月10日に、"Women's Roles in Sister-City Affliation: A Case of Iwakiand Townsville, Australia"と題して、英語で行う予定である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者（西口）が、平成26年～28年度に修了する予定であった科研費研究（被災地における中高年への起業支援手法の開発」を1年延長して海外での学会発表を行ったこと、また、福島県いわき市からの委託により平成29年度限りのプロジェクト（インバウンド観光のニーズ調査）等の業務に取り組むことになったため、当初予定していた地方都市へのヒアリングやアンケート調査が翌年度に繰越す結果となった。
一方で、それ以外のデータ収集や地元（福島県いわき市）での地域間連携についてのヒアリングについては、順調に進めることができた。
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| Strategy for Future Research Activity |
地域の連携に関するヒアリング調査を市町村提携に関連する団体（例：自治体国際化協会）や地方自治体等、最低5件の都市で実施し、自治体間のマッチングを行うのに必要なフレームワークを開発する。そのフレームワークを基に、自治体へのアンケートを行い、文献等から収集済みのデータと合わせて、新たなデータベースを作成する。
本年度は、このデータベースの作成と、マッチングのプロトタイプのソフトの開発を行う予定である。
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| Causes of Carryover |
平成29年度に地方へのヒアリング調査やアンケート等が実施できなかったために、平成30年度に実施する予定である。
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