2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Alliance Partmer Search for Municipal Governements
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17K03747
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Research Institution | Numazu National College of Technology |
Principal Investigator |
西口 美津子 沼津工業高等専門学校, 教養科, 嘱託教授 (40648911)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芥川 一則 福島工業高等専門学校, ビジネスコミュニケーション学科, 教授 (40310990)
湯川 崇 福島工業高等専門学校, ビジネスコミュニケーション学科, 教授 (60289741)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 市町村 / 提携 / 地震災害 / 姉妹都市 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、研究成果の発表を中心に活動を行った。 まず、画像電子学会第47回年次大会(6月27日、於:早稲田大学)の企画セッションにおいて、「市町村提携による災害時の人材確保~伊豆地域を例に~」の発表を行い、静岡県伊豆地域の災害時復旧対応の現状と問題点から、災害時の人材確保と観光促進の相乗効果を得る方策(例:提携都市の市役所OB等が、観光地での防災訓練への参加等)が議論された。 さらに、画像電子学会の主催する第6回IIEEJ国際会議(8月23日、於:バリ・クタ、インドネシア)において"Prioritization of City-Alliance Partners for Restoring from Natural Disaster"(自然災害からの復興のための市町提携パートナーの優先度づけ)と題し、災害時相互支援協定を結んでいる複数の市について、優先度づけを行う方法について英語で発表を行った。具体的には、①被災時と平常時の衛星画像の比較により被災状況を把握、②人口分布マップにより被災者数を算出、③災害時相互支援協定を結んだ複数市への支援要請の優先度を、各市の備蓄状況と被災市との距離により決定するものである。実際にプロトタイプの開発を行った後、事例を用いて説明した。 また、日本港湾経済学会第58回全国大会(9月12日)において、「市町村提携の課題と可能性―港湾都市を例に」と題して、福島県いわき市の市町村提携の現状と、同市に位置する小名浜港が、今後、国際観光都市として発展するための観光ルート開発について、廃炉作業の進む福島第一原発(小名浜港から50Km)へのスタディ・ツーリズム等も含め、提言を行った。 上記の発表を踏まえ、観光まちづくり学会への論文の投稿(令和2年3月末発行予定)を行った。(但し、学会論文誌の発行時期について、現時点では未定となっている。)
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