2020 Fiscal Year Research-status Report
国際産業連関表を用いたグローバルバリューチェーンの実証分析
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17K03749
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Research Institution | University of Niigata Prefecture |
Principal Investigator |
黒岩 郁雄 新潟県立大学, 国際経済学部, 教授 (40403612)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | バリューチェーン / 付加価値貿易 / 東アジア / 自動車産業 / 農業 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、本科研費事業(17K03749)の成果として、以下の実績があった。 (1)「東アジアにおける輸出構造の高度化ー中所得国の罠へのインプリケーション(熊谷聡氏との共著)」が和文雑誌『アジア経済』(vol.61 No.2 2020年6月出版)に掲載された。 (2)"Mapping the Thai Automotive Value Chain with International Input-Output Data"を英文雑誌Developing Economies に投稿した。結果は、一人のレフェリーがminor revision requiredであったが、もう一人はrejectであった。現在、同論文を修正中であり、今年度中に再度ジャーナルに投稿する予定である。 (3)Method of value chain mapping with international input–output data: Application to the agricultural value chain in three Greater Mekong Sub-region countriesを英文雑誌Journal of Economic Structure に投稿した。結果は、二人のレフェリーがminor revision requiredであり、原稿を修正して再投稿した。 (4)日本貿易振興機構アジア経済研究所の梅崎創氏とともに、グローバルバリューチェーンに関する書籍の出版準備を進めている。今年度は、3章分(序章、1章、2章)の原稿を執筆した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
一本の論文が和文雑誌に掲載された。英文雑誌については、一本はrejectされたが、もう一本はminor revision requiredに従って原稿を修正し再提出した。rejectされた論文は残念であったが、一人のレフェリーの判定はminor revision required であった。論文の新規性を評価してくれ、次回のジャーナル投稿に対して、期待の持てる内容であった。 ドイツのSpringer社から出版予定の書籍では、私が序章、第1章、2章を執筆し、共著者の梅崎創氏が第3章、第4章を執筆中である。
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Strategy for Future Research Activity |
rejectされた論文は、今年度中に原稿を修正し、再度ジャーナルに投稿する予定である。 英文書籍では、今年度中にすべての原稿執筆を終えて、来年度の出版を目指すつもりである。
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Causes of Carryover |
当初予定していた当該年度の海外出張はコロナ禍のためにすべてキャンセルした。その結果、予算をまったく使うことができなかった。次年度は、データ購入、英文監修、海外出張などのために使う予定である。
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Research Products
(1 results)