2022 Fiscal Year Annual Research Report
Smooth Ambiguity and Real Options
Project/Area Number |
17K03806
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
浅野 貴央 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (40423157)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 曖昧性 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は以下の3つの研究テーマを柱として研究を行った。 1.前年度に引き続き、Klibanoff et al. (2005, Econometrica)のモデルに基づき、曖昧性への態度が、意思決定者の投資行動にどのような影響を与えるかについて分析を行った。二つの確率変数を効用関数の変数としてモデルに取り込んだ上で、二つの確率変数に相関がある場合、相関の存在が人々の予備的貯蓄にどのような影響を与えるかについて、曖昧性のもとで分析を行った。さらに、確率優位の概念をモデルに取り込み、予備的貯蓄に与える影響を分析した。本研究は、国際的学術誌に投稿・審査中である。 2.Shaferタイプのbelief functionを特徴付ける数学理論を提示し、国際的学術誌に投稿、改訂要求を経て現在再審査中である。 3.Chateaunef et al. (2007) が提唱したneo-additive CEUについて、新たな視点から公理化を行った。この研究は、uncertainty lovingとuncertainty averse に関連付ける公理群と、確実性等価に関連付ける公理群という、二つの公理群を発見し、この選好の新しい経済学的な意味付けを与えた。2022年度中に論文を完成させ、Discussion Paperとして公刊し、現在、論文の再改訂中である。2023年度の早い時期に国際的学術誌に投稿する予定である。
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Research Products
(3 results)