2017 Fiscal Year Research-status Report
世界のグローバル企業のガバナンスとパフォーマンス:ステークホルダーアプローチ
Project/Area Number |
17K03820
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
広田 真一 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (40238415)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | コーポレートガバナンス / パフォーマンス / ステークホルダー / グローバル企業 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、研究実施計画にしたがって3つの研究プロジェクトをスタートした。 まず、プロジェクト①(世界のグローバル企業の経営目標)に関しては、このプロジェクトに関連する文献を読み、研究計画を立てた後、世界のグローバル企業の経営理念のデータの収集を開始した。 プロジェクト②(世界のグローバル企業のガバナンス)に関しては、イタリア・Luiss大学のZattoni氏が6月に早稲田大学を訪問した際に、数回のミーティングを行った。その結果、プロジェクト①に付随した形で、日本の企業の経営理念の経年的変化を分析することから共同研究を始めようということになった。そこで、日本の大企業の経営理念のデータを1986年、1992年、1998年、2004年、2017年の5時点にわたって収集した。 プロジェクト③-1(世界のグローバル企業のCSR)に関しては、ドイツ・ベルリン自由大学のJackson教授が来日した際に、2回のミーティングと企業へのインタビューを行った。プロジェクト③-2(世界の大企業の収益性と存続可能性)関しては、分析の結果をまとめて、日本政策投資銀行金融研究会(東京)、INCAS Annual Conference 2017(イギリス、オックスフォード大学)、2017年度日本ファイナンス学会第25回大会(千葉工業大学)、Conference of the Society for the Advancement of Socio-Economics(フランス、リヨン)、Monetary Economics Workshop(兵庫、甲南大学)、Globalization and Risks Symposium(台湾、国立台湾師範大学)の6か所で研究報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要で述べたように、29年度の研究は、一部研究計画に変更があったものの、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、平成29年度の一部変更した実施計画、平成30年度の実施計画にしたがって、世界のグローバル企業の経営目的、ガバナンス、パフォーマンスに関する研究を遂行する。
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Causes of Carryover |
平成29年度には、データの収集を十分に行えなかったプロジェクトがあり、そのデータ収集を行うための人件費として使用する。
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Research Products
(6 results)