2020 Fiscal Year Research-status Report
世界のグローバル企業のガバナンスとパフォーマンス：ステークホルダーアプローチ
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17K03820
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| Research Institution | Waseda University |
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Principal Investigator |
広田 真一 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (40238415)
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| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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| Keywords | コーポレートガバナンス / パフォーマンス / ステークホルダー / グローバル企業 / 経営理念 / 資本市場の効率性 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引き続き、3つの研究プロジェクトを遂行した。
まず、プロジェクト①（グローバル企業の経営目標）に関しては、各国の資本主義の形によって企業の経営目標が異なり、それがパフォーマンスの国ごとの差を生むことを、世界の企業のデータを用いて実証的に考察した。そして、その分析の結果を論文として執筆し、その論文は『証券アナリストジャーナル』に掲載された。
プロジェクト②（世界のグローバル企業のガバナンス）に関しては、イタリア・Luiss大学のZattoni教授との共同研究を引き続き行った。そしてその研究の途中経過を、2020年7月の国際学会（SASE Annual Meeting）で報告した。
プロジェクト③（世界のグローバル企業のCSR, 世界の大企業の収益性と存続可能性）に関しては、Data Stream でのデータ収集を引き続き行った。それによって、世界各国の大企業のCSR、パフォーマンスに関する大規模なデータベースが整いつつある。
企業の経営目標、ガバナンス、収益性、CSRに影響を与える株式市場の効率性に関する研究もあわせて行った。それらのうち１つの研究成果（論文）が国際学術雑誌（Journal of Economic Behavior and Organization）に掲載された。また、さらに2つの論文（企業の株価の形成に関する実験研究の論文と理論分析の論文）を、現在国際学術雑誌に投稿中である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
世界的なコロナウイルスの感染拡大によって、共同研究者とともにオンライン講義への対応が迫られ、また国境をまたいでの移動が不可能になったことにより、共同研究の進展に若干の遅れが生じた。
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| Strategy for Future Research Activity |
実施計画に沿って研究を進めていく予定である。なお、プロジェクト②と資本市場の効率性に関する研究の成果は、6月の日本ファイナンス学会、7月のSASE Annual Meeting で報告する予定である。
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| Causes of Carryover |
今年度はコロナの感染拡大により、必要なデータの収集を十分に行えなかった。次年度にはそのデータの収集を行う予定である。また、国際学会（バーチャルで行われる予定）での報告も予定している。
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