2019 Fiscal Year Annual Research Report
Empirical research on IT frameworks that drive global innovation
Project/Area Number |
17K03888
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Research Institution | Osaka Gakuin University |
Principal Investigator |
太田 雅晴 大阪学院大学, 経営学部, 教授 (00168949)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
崔 宇 追手門学院大学, 経営学部, 准教授 (60445004)
川村 尚也 大阪市立大学, 大学院都市経営研究科, 准教授 (80268515)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 経営情報 / グローバルイノベーション / グローバルオペレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本プロジェクトでは、競争力あるグローバルイノベーションを牽引するIT ツールおよびIS のあり方を検討する実用性があるマトリックス形式のフレームワークを最終的に提言することを目的としている。 今年度は、昨年度に行った主たる企業でのヒヤリングを元に、競争力あるグローバルイノベーションを牽引するIT ツールおよびIS のあり方を提言した。昨年度のヒヤリングの結果として目立ったのは、IoTの使い方および製造設備のモジュール化であった。これらがこの1~2年、特に進展したと感じられる。一方で、全社システムなどは、ERPなどの統括パッケージソフトウェアに一本化されつつある。従って、情報システムの新たな包括的なシステム構築のためのフレームワークの提言がなされているよりも、より詳細に現場のデータを収集し、それを日本では独自に培ってきた小集団活動のさらなる活性化に生かそうとしていたり、また、グローバルな生産拠点での品質の統一化や、様々な社会的変化に対応するための生産量の変動に対処するため、生産工程を、より短く、また小規模とするパッケージ化もしくはモジュール化が進展していると結論づけることができた。 これらは、IoTデバイスの進化や価格の低下と相まって、それらのシステムに関わる開発スキルは先進国も新興国もほぼ差が無く、さらには現業を担う有能な従業員の確保が困難なことも大きな要因である。 一方で、ERPなどの標準的な統括パッケージソフトウェアの導入は、グローバルなサプライチェーンが進展する中で、情報のやり取りを円滑かつ効率的に行いたいという意図も含まれていると判断された。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Japanese Innovation and IoT2019
Author(s)
M. Ota
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Journal Title
Proceeding of International Symposium on Paradigm Shift of the Manufacturing Business in IoT/Industry 4.0 Environment, Jan 26, 2019, Chuo University, Tokyo, Japan
Volume: 2019
Pages: 17
Peer Reviewed
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[Journal Article] apanese Innovation and IoT2019
Author(s)
Masaharu Ota
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Journal Title
Proceeding of International Symposium on Paradigm Shift of the Manufacturing Business in IoT/Industry 4.0 Environment, Jan 26, 2019, Chuo University, Tokyo
Volume: 2019
Pages: 17
Peer Reviewed
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