2021 Fiscal Year Research-status Report
Introduction of Mindfulness and Compassion to Management / Organizations: Possibilities, Issues and Contributions of Japan
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17K03906
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
飯塚 まり 同志社大学, ビジネス研究科, 教授 (60412805)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 豪 同志社大学, 心理学部, 教授 (90150557)
中川 吉晴 同志社大学, 社会学部, 教授 (30340475)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ウェルビーイング / マインドフルネス / リーダーシップ / ビジネス倫理 / SDGs / 国連グローバルコンパクト / 日本文化 / オープンイノベーション |
Outline of Annual Research Achievements |
【まとめる活動】マインドフルネスに関する動きは、時を経て、ウェルビーイングへの運動と、サステナビリティに関する運動に分かれてきた。2021年度は、海外の動向を整理したうえで、今までの研究をまとめ、二冊の書籍の執筆を行った。『ウェルビーイング実践講座』と『ビジネス倫理』である。 【ウェルビーイングとダイバーシティ】マインドフルネスと多様性の関連は深い。その流れをたどり、日本企業におけるダイバーシティとウェルビーイング経営の考察を行った。具体的には、(国連)グローバルコンパクト・ネットワークジャパンとの産学連携活動を行い、年に一回の国連のサミットで、日本代表としてジェンダーとウェルビーイングについての発表を行った。また、日本企業24社のインタビューを行い、グローバルコンパクトとして報告書を電子書籍として発表。関連の国際学会での発表も行った。 【ウェルビーイング、イノベーションと日本文化】マインドフルネスやウェルビーイングは、日本文化に深くかかわる。オープンイノベーションと日本文化(伝統的文化、漫画アニメなど) についての研究を深め、国際会議での発表をした。 この分野の研究は、ほとんどなされておらず、新しい知見を提供するものである。 【マインドフルネス、ウェルビーイングの実践とその研究】今まで授業などで行い、知見をためてきたマインドフルネスやウェルビーイングの実践に関する知見をまとめ、より使いやすいものとした。(AIの導入を試みた。)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
【まとめる活動】先に述べたように、マインドフルネスに関する動きは、まとめる時期を迎えており、それが進んでいる。ウェルビーイングとは何か、サステナビリティと同関連するのかをまとめている。二冊の書籍の執筆を行っており、おおかたまとまりがついたところである。 【ウェルビーイングとダイバーシティ】マインドフルネスと多様性の関連から、日本企業におけるダイバーシティとウェルビーイング経営の考察を行っている。ウェルビーイング経営の示すところを具体的に調査している。 【ウェルビーイング、イノベーションと日本文化】マインドフルネスやウェルビーイングは、日本文化に深くかかわる。また、組織の心理的安全性が言われるように、ウェルビーイング経営は、イノベーションと深くかかわる。そこで、日本の文化に根差した、ウェルビーイングの経営アスペクトと、オープンイノベーションなどの仕組みの研究から、日本ならではのイノベーションを深堀しようとしている。日本文化は、伝統的なものであっても、その延長線上にあるポップカルチャー領域のものを扱っている。 【マインドフルネス、ウェルビーイングの実践とその研究】今まで授業などで行い、知見をためてきたマインドフルネスやウェルビーイングの実践に関する知見の分析に、AIを導入した。
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Strategy for Future Research Activity |
【まとめる活動】まずは、先に述べたように、マインドフルネスに関する動きは、まとめる時期を迎えており、二冊の書籍の執筆に関して、完成させて、2022年度の出版を目指している。 【ウェルビーイングとダイバーシティ】マインドフルネスと多様性の関連から、日本企業におけるダイバーシティとウェルビーイング経営の考察を行ってきた。昨今、ウェルビーイング経営が声高に叫ばれている。しかし、その意味するものは、さまざまであり、何がウェルビーイング経営なのかを、ダイバーシティをキーワードとして、研究し、まとめていく。日本におけるウェルビーイング経営の意味を探っていく予定である。 【ウェルビーイング、イノベーションと日本文化】マインドフルネスやウェルビーイングは、日本文化に深くかかわり、日本の文化に根差した、ウェルビーイングの可能性を探る。具体的には、(1)日本文化の中のマインドフルネス、コンパッションをまとめていく、(2)アニメ、漫画とウェルビーイングの関連について、AIなどを使って、分析をしていく。AIを使う分析のためには、データサイエンスに精通しておく必要があり、そのための時間を要するが、協力者を得て乗り越えていく予定である。 【マインドフルネス、ウェルビーイングの実践とその研究】今まで授業などで行い、知見をためてきたマインドフルネスやウェルビーイングの実践に関する知見の分析に、さらにAIを導入する。また、これらの知見をしっかりと発信していくために、ホームページを作成し、それに対してのフィードバックを一般からも得られるようにしていく。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため、多くの国際学会がオンラインとなり、そのために国外出張ができなかった。また、コロナ禍のため、国連グローバルコンパクトに関する出張(東京)も行わなかった。また、分担研究者の佐藤豪が大病となり、死亡したことも一因である。
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Research Products
(11 results)