2023 Fiscal Year Research-status Report
アジアにおける自動車サプライヤーの階層化・現地化に関する国際比較研究
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17K03930
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
山崎 修嗣 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 准教授 (80239938)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | トヨタグループ16社 / トヨタ自動車の取引関係 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、トヨタ自動車の取引関係の分析を行った。使ったデータは、アイアールシー『自動車部品200品目の生産流通調査2018年版』を利用した。2018年版を使ったのは、発行された一番、最近のものであるからである。留意した分析視角は、前年度までに分析したトヨタ自動車協豊会の資本関係において、トヨタグループ16社の影響力が高まっている点である。取引関係でも同じ傾向が確認できるか注意した。 取引関係の分析は、次のように進めた。まず部品群に分けて分析した。エンジン関係(58品目)、ハイブリッド車/電気自動車用主要部品(8品目)、パワートレイン部品(22品目)、ステアリング部品(12品目)、サスペンション部品(9品目)、ブレーキ部品(16品目)、ホイール・タイヤ(5品目)、外装品(19品目)、内装品(26品目)、車体電装品(13品目)、用品(3品目)である。トヨタとの取引関係において、資本関係のない取引品目は、200品目中、14品目である。ほとんどが資本関係のある企業による供給になっている。トヨタグループ16社による供給品目は、108品目で全体の半分を占める。取引企業が多いなかでの比率なので、高い水準と判断できる。資本関係と取引関係の分析から言えることは、トヨタグループ16社の影響力の増大である。この影響力は、日本の有力サプライヤーを協豊会が組織していることから日本の内外におよぶと考えられる。海外への進出に際しては、トヨタ自動車の進出は、もちろん、他のメーカーの進出に際しても協力・支援が行われている。また国内では、重要なのは、部品の共同開発である。その共同パートナーとして、求められているのが幅広い、優秀な技術を持つトヨタグループ16社である。このような内外での活躍から、トヨタグループ16社は、日本サプライヤー・システムの中核と言える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
データが思うように収集できず、分析が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
トヨタグループ16社の日本自動車産業の中での役割を分析する。
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Causes of Carryover |
コロナ等のため、調査に行けず、使用額が発生した。今後は、データ分析を行う予定である。
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