2022 Fiscal Year Annual Research Report
Research on the selection of overseas destinations for Japanese secondary and tertiary suppliers
Project/Area Number |
17K03951
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Research Institution | Tama University |
Principal Investigator |
井上 隆一郎 多摩大学, 総合研究所, 客員教授 (70438076)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土屋 勉男 桜美林大学, 経営学研究科, 特任教授 (20514178) [Withdrawn]
赤羽 淳 中央大学, 経済学部, 教授 (30636486)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | アジア海外進出 / 2次サプライヤー / 3次サプライヤー / 自動車部品 / 中国進出 / タイ進出 / インドネシア進出 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度の主要な活動は、21年7月のタイと22年3月のインドネシアにおける海外現地調査の実施、22年1月オンライン研究会(公益財団法人日本シンクタンクアカデミー)における発表、同年3月一般社団法人日本自動車販売協会連合会の販売店経営者研究会における発表であった。これらの成果をもとに研究論文を完成に向かわせることができた。 21年7月の短期タイ出張において、タイ三菱自動車の幹部とのディスカッションと聴き取り調査を行い、本研究における結論部分の確認とブラッシュアップをおこなった。また、22年3月の1週間にわたるインドネシア出張では、当地に進出した日本の2次3次サプライヤー(14社)に対して、本研究の最終的な仕上げとして、補足質問及び結論に関する確認などをおこなった。 また、民間シンクタンク出身者による研究組織である公益財団法人日本シンクタンクアカデミーの研究会と自販連研究会において、「両効き経営と経営者」というテーマで、部品メーカーから完成品メーカーまで、イノベーションにおいて直面する解決すべき課題について議論した。これらの発表は直接2次3次サプライヤーを対象として取り上げたものではないが、この間の2次3次サプライヤーの現場発のイノベーションを深層で踏まえた形になっている、そのため本研究の結論部分での、現地の創発的なイノベーションのあり方、現地での能力構築へのあり方などとの双方向フィードバックと応用が用いられたものである。
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