2019 Fiscal Year Annual Research Report
Theoretical and empirical research on value creation in future city
Project/Area Number |
17K03958
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
所 伸之 日本大学, 商学部, 教授 (90237082)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
児玉 充 日本大学, 商学部, 教授 (90366550)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 価値創造 / 共創 / 持続可能 / スマートシティ / イノベーション |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度はドイツに出張し、フィールド調査を行った。目的は環境に配慮した都市の設計について行政・企業・市民の共創の在り方について調査することであった。当初、予定していたフライブルク・ヴォーバン地区での調査は諸般の事情により実施できなかったが、パーク・アンド・ライドや駐輪場、ソーラー発電、小水力発電等について精力的にフィールド調査を行った。また滞独歴の長い日本人の方からドイツの都市行政全般についてお話を伺った。 本研究は、環境未来都市の価値創造について理論と実践の両面からアプローチすることを目的としており、3年間の研究期間を通して当該研究テーマに関する多数の文献、資料を収集し、理論面での深化を図った。またそれと並行してフィールド調査も行い、国内では富山市、北九州市を訪問し、環境未来都市プロジェクトの実態を調査した。また上記したように海外調査も行い、環境先進都市として国際的に有名なドイツ・フライブルク市を訪問しフィールド調査を行った。フィールド調査については、調査相手との関係もあり、当初の計画通りに実施できなかった点はあるが、実際に現場に足を運び実情を視察することは非常に大きな意味がある。本研究においても文献からは知り得なかった情報をフィールド調査を通じて得ることが出来た。 尚、本研究の成果については論文にまとめ、現在、海外の権威あるジャーナルに投稿中であり、国内でも学会報告や学会誌への投稿等を通じて広く研究成果を発信していく予定である。
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