2017 Fiscal Year Research-status Report
A Study on Entry Process and Exit Impact of the Japanese Retailer in Asia
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17K03993
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| Research Institution | Shimonoseki City University |
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Principal Investigator |
柳 純 下関市立大学, 経済学部, 教授 (50353181)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 一夫 明治大学, 商学部, 専任教授 (00341280)
西島 博樹 佐賀大学, 芸術地域デザイン学部, 教授 (90352418)
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| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | 商学 / マーケティング / 小売国際化 / 日本小売企業 / 進出プロセス / 撤退インパクト / 現地適応化 / スクラップアンドビルド |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究はアジアへ出店している日本の小売企業進出プロセスを解明すると同時に、当該小売企業の現地からの撤退が本社および当該進出先国・地域の競合企業へ与える影響について明らかにすることを目的としている。近年アジア地域への出店を加速させている日本小売企業の進出背景を探るとともに、日本企業の国際知識移転および小売営業形態（業態）の発展過程である「標準化‐適応化‐発展化モデル」の分析を行うことで、現地における収益構造を中心とする仕組みや関連事業者の役割を解明する。また当該国・地域から撤退するメカニズムとその背後にある小売経営を明らかにし、マーケティング上の問題点や課題を見いだす。
本年度は、前半から中盤にかけて国際商業や国際マーケティング関連の文献図書のならびにアジア研究の資料収集（資料収集費）を行ってきた。一方で、日本小売企業の本社へのヒアリング調査項目の洗い出しと、実際に郵送するアンケート調査票の入力や企業のリストアップ（謝金）を行った。また、後半にかけては、台湾に赴き財団法人交流協会台北事務所にて資料閲覧、すでに撤退している大手日本小売企業（統一阪急百貨店、大葉高島屋）の現況も確認することができた（交通費・宿泊費）。
さらには、JETRO（日本貿易振興機構）を訪問し、日本小売企業の進出‐撤退情報の閲覧および収集（資料収集費）を行い、関東にある日本小売企業本社に赴き、海外出店‐撤退（スクラップアンドビルド）に関する情報を入手することができた（交通費・宿泊費）。
以上のように本年度に実施した内容は、海外に進出している日本小売企業への郵送およびヒアリング調査研究を進める上で非常に重要な位置付けとなっている。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究１年目においては、研究計画の通り、文献収集・文献レビューを行いながら、郵送調査およびヒアリング調査のための案を策定しつつ、企業訪問のアポイントメントの準備を行うことができた。また必要に応じて予備調査も順調に進めることができた。なお、分担研究者との調査打合せに関しては、全国大会規模の学会参加によって実施しており、当初の予定通り順調に進めることができた。しかし、研究代表者として研究上必要な集計用に使うパソコンの購入を実施することができず、その分、配分されていた研究費を残す結果となった。
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| Strategy for Future Research Activity |
本年度はおおむね計画通りに進行することができたが、今年度当初に郵送するアンケート調査の発送作業が若干遅れている。その後のアンケート用紙の回収やその分析には時間がかかることを想定して、早めに準備に取りかかりたい。また集計用に使用するパソコンの購入や関連図書の収集に関しても継続して行う予定である。さらに、中盤から後半に予定しているアジアへ進出している日本小売企業への訪問に関しては、早めにアポイントメントを取り、訪問日時の決定や調整を検討する。
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| Causes of Carryover |
当該年度に購入できなかった「物品費」の主なものとして、PCや研究図書を挙げることができるが、これは研究の進捗状況に応じて次年度への購入を計画する。
当初の想定していた「旅費」のうち、とりわけ打合せ等の会議のための費用が、予定よりも頻繁に行えなかったため繰越金が生じているが、次年度へ向けて調整していく。
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Research Products
(7 results)
