2019 Fiscal Year Annual Research Report
Fundamental Research on Concept Arrangement and Methodology for Episodic Branding in the age of Globalization
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17K04004
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
三浦 俊彦 中央大学, 商学部, 教授 (60190592)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | グローバル・ブランド / エピソード記憶 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究課題(エピソード・ブランディングの概念整理とグローバル展開へ向けての方法論の基礎研究)を解明するために、最終3年目(2019年度)は、これまでの理論研究(文献研究)と実証研究(企業インタビュー調査)の成果をまとめることを目的とした。 1・2年目の理論研究(①「エピソード・ブランディングの概念規定と戦略枠組み -エピソード記憶の特性を生かしたブランド戦略-」『商学論纂』、2018年3月。②「エピソード・ブランディングにおける自己/他者エピソード -概念の理論的検討とインターネット調査分析-」『商学論纂』、2019年3月)、1・2年目の実証研究インタビュー(①富士通ゼネラル、シチズン時計、於・ドバイ(UAE)。②HORL、於・ボストン(米国))を基に、隔月に研究会を東京で開き、議論を重ねた。 それらの検討を基に、研究の一つのまとめとして、次の論文を作成した。 三浦俊彦著、「カルチャー・コンピタンス・ブランディング -文化を競争力とするグローバル・ブランド戦略-」、『商学論纂』、第61巻、第5・6号、中央大学商学研究会、pp.447-480、2020年3月。 本論文において、企業のブランド戦略は、単に機能的な価値を訴求するのではなく、ターゲット消費者の当該製品使用に基づくエピソードを提示することがより重要なことを、これまでの理論研究・実証研究の知見から明らかにするとともに、今後の課題として、エピソードを包含するより大きな消費者文化(カルチャー)を提示するブランド戦略の可能性も示唆している。
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