2019 Fiscal Year Annual Research Report
Global Marketing of Automotive Industry in Emerging Coutries
Project/Area Number |
17K04015
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Research Institution | Graduate Institute for Entrepreneurial Studies |
Principal Investigator |
富山 栄子 事業創造大学院大学, 事業創造研究科, 教授 (40449426)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塩地 洋 京都大学, 経済学研究科, 教授 (60215944)
李 在鎬 広島市立大学, 国際学部, 教授 (40342133)
崔 裕眞 立命館大学, グローバル教養学部, 教授 (20589725)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 新興国 / 自動車産業 / グローバルマーケティング / SDGs&ESG / 自動車リサイクル / 自動車流通 / フランチャイズ・システム / エコシステム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、新興国における自動車産業のグローバルマーケティングについて研究を行い最終年度は国内外での学会発表及び論文や研究書として出版した。 李・平野(2019)は自動車用プレス用金型を開発、製造する日系サプライヤーの韓国における国際合弁事業の事例研究により、サプライヤーが国際合弁事業における構造的不安定性を克服する上で、パートナー間の相互補完的事業構造、製品の主要市場における暗黙的な棲み分け、さらなる海外での戦略的提携の拡張、緊密なコミュニケーションとアタッチメントが走行していることを論文にした。塩地は中古車流通そして自動車が使用済(廃車)となった後の解体/リサイクルのプロセスが極めて重要であるという観点から日本から太平洋島嶼国に輸出された中古車が使用済(廃車)となった後に,島嶼国に解体/リサイクル設備が整備されていないゆえに,大量に放置されている事態の解決策を日本流通学会関西・中四国部会、多国籍企業学会全国大会、日本経営学会、日本流通学会全国大会、国際ビジネス研究学会、産業学会西部部会で発表した。崔は欧州組織学会2019年度世界大会で、自動車のハイテク部品製造事業も展開する京セラの固有の組織文化と組織能力の根幹について発表した。富山(2020)は、自動車リサイクル企業の国際化とグローバルマーケティングにおいてSDGs&CSVの観点から分析し、競争優位構築の要素として、機能・品質・価格、社会的課題解決の大義、ルールの形成、政府機関の支援の活用、商品サービス教育を一体としたエコシステムの構築拡大でそれを再現していることを論文として発表した。また、後発国メーカーの成功要因として、現代自動車の事例から、「後発企業」として不完全な新興国のインフラなどのリスクをチャンスと捉え、徹底した現地化戦略を立案・実現した「ビジネス・ディベロップメント(BD)」であることを発表した。
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[Book] 国際ビジネスの現実と地平2020
Author(s)
広島市立大学国際学部国際ビジネス研究フォーラム(李在鎬,李玲,劉てい, 梁丹,寺井里沙,高橋広雅,鈴木 明宏,竹本亨,井手吉成佳,城多努,Nurhaizal Azam Arif,金谷信子,大東和武司)
Total Pages
256
Publisher
文眞堂