2021 Fiscal Year Annual Research Report
Relationship Between Integrated Marketing Communication and Brand Equity: An Empirical Study
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17K04020
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Research Institution | Kansai Gaidai University |
Principal Investigator |
姜 京守 関西外国語大学, 外国語学部, 准教授 (30757985)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 顧客ベースのIMC / 一貫性 / 相互作用性 / ブランド信頼 / ブランドコミットメント / 購買後の消費者行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度では、複数の実証研究を実施するとともに、それらの結果を含めて、理論的な整理を行った。具体的には、①顧客ベースのIMC効果と②企業ベースのIMC効果を解明するため、定量調査を実施した。まず、①顧客ベースのIMCに関しては、IMCを多次元的に捉え、それらが顧客信頼、コミットメントを介して(二重媒介を含む)、購買後の消費行動に及ぼす影響を明らかにした。これらの研究成果は、ECブランドが関係的成果や購買後の消費者行動に及ぼす影響要因を検討する際の理論的基盤になると考えられる。次の②企業ベースのIMCに関しては、大規模な定量調査から得られたデータをもとに、SPSSやAmos、smartPLS3.1といった統計ツールを用いて、共分散構造分析を実施し、仮説モデルを検証している。 研究成果については、①関しては、当該年度内に3つの成果報告を行っているが、②に関しては、これから成果報告を行う運びとなっている。①に関しての成果報告だが、1つ目は、「IMCの一貫性が購買後の消費者行動に及ぼす影響-ブランド知識の媒介効果に着目して-」という論文名で示した、筆者所属大学の査読付き『研究論集(第114号)』に掲載したものである。2つ目は、「顧客ベースのIMCと購買後の消費者行動のメカニズム-ブランド信頼とコミットメントの媒介効果に注目して-」という論文名で示した、筆者所属大学の査読付き『研究論集(第115号)』に掲載したものである。3つ目は、韓国のIMC研究会記念大会での研究発表である。この研究発表のなかにおいて、今回の研究課題で取り組んできた一連の研究成果が盛り込まれている。 以上の3つの研究成果報告によって、本研究を通じて導出された仮説メカニズムの解明、ならびに研究課題の克服がなされていると考えている。
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Research Products
(2 results)