2021 Fiscal Year Annual Research Report
Branding of the Traditional craft products in Global Market
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17K04031
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
二宮 麻里 大阪市立大学, 大学院経営学研究科, 准教授 (40320270)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 満梨 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (30552278)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 伝統産業 / 情報発信 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度も引き続きコロナ禍により、追加的な海外調査を実施することができなかった。そこで、2019年度に実施したフランス伝統的産品の海外市場開拓調査および最終年度までの研究成果を踏まえ、伝統的産品に関する研究成果を公開し、伝統的産品についての理論的フレームワークについて議論するための学術的な情報公開を促進するプラットフォームの形成に力を注いだ。より活発な情報発信が重要だということと、そうした情報発信を集約するような組織を越えたコミュニティによる集団的活動が重要であるという学術的な知見を生かした。 日本酒という日本を代表する伝統的産品において学術的研究成果を発信できる場創設することを着想した。研究代表者は、2019年度に設立された日本酒学研究会の創設メンバーとして関わり、そこで日本酒についての査読付学術雑誌の創刊を提言し、認められた。編集委員長としてその発刊準備をおこなった。従来の研究成果により、伝統産品は、経済的な価値だけではなく、社会的・文化的な背景を含んだ価値を消費者に伝えることが必要であり、そのためには従来の学術的なフレームワークを越えて研究者や実務家が情報を共有したり、議論するプラットフォームが必要だと確認した。2021年度はそうした研究実績を、自分の研究成果だけではなく、他の研究者。実務家も公表できる場を目指している。 日本酒は、数多く存在する伝統産品の中でも近年輸出量を拡大していて、学術研究も増加している。今後、本誌が、日本酒についての学術研究のプラットフォームとなることを期待している。
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