2022 Fiscal Year Annual Research Report
Study on the Relationship between Corporate Governance Skills and Stock Price Drops at the Time of Scandals
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17K04034
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
櫻田 譲 北海道大学, 経済学研究院, 准教授 (10335763)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大沼 宏 中央大学, 商学部, 教授 (00292079)
大澤 弘幸 新潟経営大学, 経営情報学部, 教授 (30468962)
加藤 惠吉 弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (70353240)
柳田 具孝 東京理科大学, 経営学部経営学科, 講師 (40876249)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 企業パフォーマンス / 女性役員比率 / 二段階最小二乗法 / 傾向スコアマッチング / リストリクテッドストック / 社外取締役報酬 / コーポレートガバナンス |
Outline of Annual Research Achievements |
研究分担者である大澤弘幸氏は、令和4年4月に代表者が所属する北海道大学大学院経済学研究院の博士課程へと進学したことから、研究が進捗する予定であったが、同時に大澤氏は本務校(新潟経営大学)における学部長へと就任し、研究の進捗が進むどころか停滞してしまった。但し、悪いことばかりではなく、大澤弘幸氏の所属大学における同僚である畠中貴幸氏が令和5年4月から北海道大学大学院経済学研究院の博士課程へと進学したことから、研究協力者となり、本研究課題に参加している。大澤氏並びに畠中氏は共に会計士並びに税理士登録をしており、実務に関する知識と経験が豊富である。その様な職歴からこれまでの研究手法は租税訴訟における判例批判や条文解釈など法学部領域の多くの研究者が執る規範研究が中心であったが、両人は共に本学博士課程への進学をきっかけに実証研究者となるべく、準備を進めているところである。この様な状況下から令和4年度中において具体的な研究成果の獲得には至らなかったが、令和5年度中には大澤氏はもとより、研究協力者である畠中氏からも成果獲得が見込まれている。
研究代表者である櫻田は主にこれら2人のそれぞれの研究課題について、データの収集や実証的分析手法の選定から、分析結果の導出、そしてその解釈に至るまで、助言を行っている。代表者である櫻田と研究分担者である大澤氏、そして研究協力者である畠中氏によるチームワークは強固となりつつある。このため本研究課題の最終年度であるが、研究の進捗過程にあり、具体的な成果導出には次年度まで待たなければならず、次の研究費の獲得に向けて努力する。
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