2017 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
17K04168
|
Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
益子 英雅 中京大学, 国際教養学部, 教授 (50329653)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角谷 英則 津山工業高等専門学校, 総合理工学科, 准教授 (90342550)
塚原 信行 京都大学, 国際高等教育院, 准教授 (20405153)
二神 麗子 群馬大学, 大学教育・学生支援機構, 研究員 (30784813)
杉本 篤史 東京国際大学, 国際関係学部, 准教授 (60267466)
仲 潔 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (00441618)
木村 護郎クリストフ 上智大学, 外国語学部, 教授 (90348839)
布尾 勝一郎 佐賀大学, 国際交流推進センター, 准教授 (90448019)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 言語権 / 情報保障 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画において設定された本研究の目標「言語権概念の展開として位置づけられる多様な現象を相互の関係とともに、思想史的位置づけと実際の社会変化の記述という二方向から6つの小課題を解決することで実証的・通時的に記述し、言語権概念の意義と今後の展開の方向性を明らかにすること」に従い、下記研究会を公開で実施した。 2017年7月30日(日)第19回情報保障研究会/愛知県立大学(長久手キャンパス)、2018年3月24日(土)および25日(日)第20回情報保障研究会/愛知県立女性センターウィルあいち。研究会においては、各分担者および関連テーマ研究者により、研究状況の報告がおこなわれた(他の報告課題はウェブサイトにアップされている。http://www.geocities.jp/syakaigengogaku/zk.htm)。そこでとりあげられた課題は「インクルーシブ社会推進の潮流における少数言語話者であるろう者の手話伝承の課題について」「言語的権利概念についての法学的検討 ― 国際人権法と憲法/人権と特権」「知的障害者にわかりやすい情報提供の現状と課題-やさしい日本語との関連を中心に」「英語で直接話すか通訳を使うか~ビジネスにおける媒介手段の使い分け~」などであり、計画よりも広範な領域をあつかうものとなった。 また、研究成果の公開媒体として、本研究グループを中心に査読誌『社会言語学』XVII(2017)を編集・発行した。当該誌の詳細もウェブサイト上で公開されている(http://www.geocities.jp/syakaigengogaku/)。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画にしたがって進行している。
|
Strategy for Future Research Activity |
研究計画にしたがって進める予定である。関連分野の若手研究者の発掘と研究協力者としての協働をうながす働きかけもいっそうおこなっていく。
|
Causes of Carryover |
手話通訳手配、研究会の会場借り上げ、研究者招聘に関して、計画よりも支出を抑えることができたため、次年度使用額が生じた。当該額は次年度における研究会運営および研究資料購入に充当する計画である。
|
Research Products
(23 results)