2021 Fiscal Year Research-status Report
広報戦略の観点からみた養育里親におけるリクルート手法の実態と可能性
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17K04205
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
田北 雅裕 九州大学, 人間環境学研究院, 講師 (20551550)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 養育里親 / 広報 / 里親リクルート / コミュニケーション・デザイン / サービスデザイン |
Outline of Annual Research Achievements |
研究期間を延長して2回目となる本年度においても、COVID-19の感染拡大がおさまらず、先進地調査を目的とした海外渡航を断念した。当初予定していた最終年度を2回延長していることもあり、本研究においては、海外事例はインターネット等で可能な二次資料調査とそのとりまとめに留め、それらを参考としながら、主として国内調査の分析をもとに広報戦略の在り方をとりまとめることとした。 本年度ではまず、改めてアメリカとイギリスを中心とした里親リクルートに関する論文および民間フォスタリング機関が発行している報告書を系統的に整理し、里親リクルートのプロセスに沿って整理を行った。また、一昨年度から調査を進めている福岡市の里親リクルートについてさらに詳細な調査を進めてきた。複数の里親登録者に対してインタビュー調査に取り組み、里親登録のトリガーとなった広報のポイントについて、とりまとめているところである。次年度は、海外の里親リクルートプロセスと比較しながら、サービスデザインの見地から、そのポイントについて分析整理していく。 また、本年度は今までの研究成果の一部を複数の媒体にて紹介することができた。例えば、株式会社宣伝会議が発行する広報の業界誌「広報会議」において、「子ども家庭福祉と広報のデザイン」をテーマにした連載の中で里親リクルートと広報との関係を福岡市の事例を中心に執筆した。また、公益財団法人全国里親会が発行している季刊誌「里親だより」にて、「里親養育と広報のデザイン」というテーマで記事を執筆することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響で、一昨年度から海外の調査が実現できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の今後の影響が想定できないため、海外調査は二次資料調査に留め、国内事例を中心として2022年度で研究成果をとりまとめる予定である。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じたのは、COVID-19の影響で予定していた海外渡航ができなかったためである。次年度は、COVID-19の今後の影響が想定できないため、国内調査を中心に使用する予定である。
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Research Products
(3 results)