2019 Fiscal Year Research-status Report
移民支援におけるコミュニティ文化開発と多文化ソーシャルワーク
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17K04213
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Research Institution | Fukui Prefectural University |
Principal Investigator |
舟木 紳介 福井県立大学, 看護福祉学部, 准教授 (50315842)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱野 健 北九州市立大学, 文学部, 准教授 (40620985)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | コミュニティ文化開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
3年目にあたる令和元年度は、オーストラリアでコミュニティ文化開発の先進的事例調査及び学会発表を実施した。2019年5月にはシドニーのミドルクラス移民コミュニティ(日系コミュニティ)に関するアンケート調査結果分析の一部についてオーストラリア学会30周年記念国際大会で報告した。2019年9月には分担研究者濱野氏と共にオーストラリアでコミュニティ文化開発の先進的事例調査を実施し、主に多文化ソーシャルワークにおけるデジタルメディアの活用に関するインタビュー調査を実施した。また、シドニー大学の共同研究者から多文化ソーシャルワークの最新動向に関する専門的知識の提供を受けた。2019年10月には情報発信基地パンジー・メディア(東大阪市)で訪問調査を実施し、知的障害を持つ人たちのデジタルメディア実践とソーシャルワーカーの役割について聞き取り調査を行った。2019年1月には、デジタルメディア・ワークショップ実施に向けた学生対象の研修会を複数回実施し、ワークショップのファシリテーションに関する教材検討やiPadによる撮影技術の検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コミュニティ文化開発の先進的な実践に関する課題を整理し、福井県内でのソーシャルワーカーと合同で行う実践研究を進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
新しい多文化ソーシャルワーク実践のモデルプログラム開発に向け、福井県内のソーシャルワーク実践者と共同的な調査研究していきたい。コロナウイルス影響下において、オンラインによるデジタルメディアワークショップの実施、分析についても検討していきたい。
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Causes of Carryover |
予定していた国際学会での研究発表や海外調査が延期となったため。新しい多文化ソーシャルワーク実践のモデルプログラム開発に向け、オンラインによるデジタルメディアワークショップや研究会の謝金、オンラインワークショップ実施のための機材購入等に使用する予定である。
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Research Products
(2 results)