2020 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Career Ladder to Promote the Quality Improvement of Mental Health Social Worker and Evaluation of Support Measures
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17K04223
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
越智 あゆみ 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 准教授 (60445096)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 すみ子 東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (20316673)
齊藤 晋治 健康科学大学, 健康科学部, 教授 (00368804)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 精神保健福祉士 / 資質向上 / キャリアラダー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、精神保健福祉士がキャリアラダーに沿って着実に資質向上を図ることができるように、(1)現行の資質向上支援を評価した上で、(2)求められる資質向上支援の内容と仕組みを根拠にもとづいて提案することであった。 最終年度となった令和2年度は、現任者向け資質向上支援ツールとして、「精神保健福祉士のキャリアラダー」と「ワークシート」(通称:さくらセット)を完成させた。「精神保健福祉士のキャリアラダー」は、専門職業人として整えていくべき力量を大きく6つ(仕事と暮らしの調和、社会人・組織人としての力、専門職・実践者としての力、自己研鑽、専門職教育・研究、ソーシャルワーカー意識)に分類し、さらに13の下位項目を設けた。そして、それぞれの下位項目をそれぞれ5段階(レベル)に整理した。ラダーに対応させたワークシートは、「自発性を促す」、「他者との相互作用」、「プロセスの重視」、「なりたい自分を描く」、「研鑽の重要性を組織に理解してもらう」をポイントに置いて作成した。さくらセットは、公益社団法人日本精神保健福祉士協会ウェブサイト内から、誰でも入手することができる環境を整えることができた。 さくらセットの開発過程については、令和2年9月にweb開催となった第19回日本精神保健福祉士学会学術集会において、「現任者向け資質向上支援ツールの開発プロセス~「キャリアラダー」&「ワークシート」活用方法のご紹介~」をテーマに報告を行い、普及を図った。
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Remarks |
公益社団法人日本精神保健福祉士協会・精神保健福祉士の資質向上推進委員会(2020)「精神保健福祉士のキャリアラダーとワークシート(さくらセット)活用の手引き」公益社団法人日本精神保健福祉士協会発行.
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Research Products
(4 results)