2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a social welfare corporation's management philosophy penetration model for promoting community-based welfare: Through comparative research between Japan and South Korea
Project/Area Number |
17K04300
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Research Institution | Nagano University |
Principal Investigator |
羅 みんきょん 長野大学, 社会福祉学部, 准教授 (50758315)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 経営理念浸透 / 社会福祉法人 / 人材確保・定着 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、社会福祉法人における経営理念の内容と浸透策を分析・類型化し、地域福祉推進及び人材確保・育成との関連性を明らかにするとともに、経営理念の浸透モデルを開発することを目的としている。経営理念の浸透モデルを開発するために、社会福祉法人における経営理念の浸透方法、浸透プロセス、意識に焦点をあてて研究を進めている。研究方法としては経営理念浸透に関する文献の検討、インタビュー調査、質問紙調査を実施し浸透モデルの作成と明確化に取り組んでいる。 本年度は、本研究の最終年度であり、既実施したインタビュー調査の結果を分析しまとめた。また、社会福祉法人が経営する特別養護老人ホームを対象に郵送による質問紙調査を実施した。調査対象者は、特別養護老人ホームのトップリーダー(施設長・管理者)、チームリーダー(またはユニットリーダー、勤続年数5年から10年)、新人・初任者(勤続年数3年未満)の3つの職階で、各施設3名に依頼した。本調査は、経営理念内容、ワークモチベーション、心理的安全性、職務満足の4つの要素が、経営理念浸透と人材定着に与える影響について実証研究を行った。それぞれの職階について次のように設問を設けた。1)トップリーダーへの設問は、社会福祉法人(施設)の経営理念の形態・表記の種類・文言、経営理念の浸透方法、リーダーシップである。2)チームリーダーまたはユニットリーダーへの設問は、経営理念の浸透レベル、経営理念の浸透方法、ワークモチベーション、心理的安全性、職務満足についてである。 本調査から経営理念浸透と人材定着に及ぼす影響要因として、経営理念内容、ワークモチベーション、心理的安全性、職務満足の4つの要素が有意味であることが示されると同時に、経営理念の浸透モデルの提示を試みることができた。
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